アメリカ最前線リポートVol.38
ー 今週のリポートー
アーカス・リツコ(メルマガ編集長)
【アメリカ最前線リポートVol.38】
・トランプ関税の行方2
・アメリカの空港で靴を脱がなくてOKに!
・トランプ関税の行方2
アメリカのトランプ大統領は7月7日、石破総理大臣宛の書簡を送り、
日本からの輸入品に対して、
8月1日から25%の関税を課すと一方的に通知しました。
要旨としては、
アメリカと日本の関係は、相互主義からかけ離れているので、
分野別の関税を除き、
日本からアメリカに輸入される日本製品について「25%だけ」関税を課す。
これでも日本との貿易赤字の不均衡を解消するには不十分である。
もし、日本が関税を引き上げる場合は、こちらもさらに上乗せする。
これは、長年にわたる日本の関税や非関税政策、
貿易障壁を是正するための措置であり、
持続可能でない貿易赤字を引き起こしたのは日本であり、
アメリカにとって大いなる脅威である。
日本との関係次第では、関税は修正されるかもしれない。
これからも長きにわたって
貿易パートナーとして協力していくのを楽しみにしている。
…だそうです。
書簡には、
日本や日本企業がアメリカ国内で製品を作るなら
関税はかからないとも書かれています。
この書簡は、他の8か国にも送られており、
関税率は、ブラジルが50%、アルジェリア、イラク、リビア、スリランカが30%、
ブルネイとモルドバが25%、フィリピンが20%となっています。
さらに、8月1日付けで、
銅に対する50%の関税を発動すると発表しています。
これを受けて石破茂首相は9日、
「国益をかけた戦いだ。なめられてたまるか。
たとえ同盟国であっても正々堂々言わなければならない。
守るべきものは守る」と訴えましたが、
選挙に向けたリップサービスだけでなく、
強気の交渉ができるのかという不安は残ります。
関税の影響で、企業の収益が悪化すると、
近年、上向きだった賃上げ率が鈍化し、
物価は上がり、
国民生活に影響が広がることも懸念されます。
すでにGDPの伸びが0となる予想もでています。
それぞれの国が自身の国益を守るために交渉が始まるはずです。
トランプ大統領の気まぐれ政策に世界中が振り回されることが
ないよう石破さん、ちゃんと仕事しましょうね、
と言いたいです。
・アメリカの空港で靴を脱がなくてOKに!
少し明るいニュースです。
7月8日から、米国の空港で保安検査を受ける際、
靴を脱ぐ必要がなくなりました!
7月8日、ノーム国土安全保障省長官は、
靴を脱ぐ義務を廃止することを「即時発効」すると発表しました。
同規則が緩和されるのは何と20年ぶりだそうです。
私は7月6日~8日にかけて出張がありましたが、
6日は靴を脱ぎ、8日は靴を履いたままセキュリティーを通りました。
小さなことですが、いちいち靴を脱がなくてよいのは嬉しいですね。







