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展示会企画を一刀両断?

ー 今週のコラムー
清水保彦(クリエイティヴ・ヴィジョン、プランニングディレクター)
【展示会企画を一刀両断?】

何でこんな書き出しになっているかというと、清水が飽きて来ているからです。
「何に」飽きて来ているか?
それは“説明する”ことにです。

「こういう時は、どうしたらいいですか?」
「これはこうしたいんですが、いいですか?」
そんな質問や希望に対しての答えの説明。

アメリカの展示会の場合、
こういう質問に対しての答えは選択肢の少ないことが多いです。

「こういう時は、こうするしかありません」
「その希望には添えません」

答えはハッキリしているのですが、
クライアントにとっては“自分で選んだ”という満足感がありません。
上に説明する時にも
「複数案を検討してこれになりました」というアリバイが不足します。

場所取りからして選択肢極少

CESだけでなく、
初めてお問い合わせいただくクライアントさまからの質問。
「空き具合、どんなのですか?」

次の画像は、6月段階でのCESのブースの空き状況です。
(白い所が残っている場所)
でも、これを見ながら場所の希望を聞くわけにはいかないのです。

何も知らずに見ると、
「ど真ん中に広い長方形の空きあるじゃん!」
「そこを取ってください!」って
つい、なっちゃいますよね?

待ってください。
あなたの出す製品。
「サステナビリティ」領域ですか?

「じゃあ、その右の方にある20ft×30ftの適当な所で」って、
そこは「AI」のカテゴリーです !

じゃあ、どうやって場所を取るか?
オフィシャルサイトに書いてあります。
「出展する製品の資料を付けて申請しろ」と。
その申請は主催事務局側が見て、
向こうで「出展カテゴリー」を決めて、
そのカテゴリーの空き場所を示してきます。

「ヴィークルテックだと残りは3ヶ所」
「どれにするかすぐ決めて」
「決めたら5営業日以内にお金振り込んでね」
てな感じです。

一度社内で検討してどれにするか決めて、
決めたら上に上げてOK取って。
とかの事情を話しても取り合ってくれません。

「でも、出るんでしょ?」
「いえ、空きを見てから検討で」
「じゃ、決まってから来てください!」

それは、そうです。
今は空いていても、2日も経てば埋まってしまうのです。
その説明って、僕がしないといけませんか?

ユニフォームだって
メディアになれる

上の写真。分かりますか?
左と右で、ユニフォームの考え方
展示会での位置づけとでも言いましょうか、
それがまったく正反対だということが。

向かって左は日本でもよく見るイベントジャンパー。
今回は消してますが、背中に企業ロゴが入っています。

右のは、メルセデスベンツのユニフォーム。
アメリカではごく日常着なフーディで、
企業ロゴではなく、
袖にハッシュタグ付きでツイッターかなんかのIDが入ってます。

どうです? この二つ。
向いている方向が正反対だと思いませんか?

片や「企業の統一感のためのお揃い」で、
来場者向けのメッセージなどありません。
売れてない漫才師さんの
「名前だけでも憶えて帰ってください」みたいな。
もう一方は、来場者向けのメッセージのみで、
「これを見てね」「これを付けて発信してね」
という形になっています。

自社内に意識の矢印が向いたユニフォームと、
来場者に矢印が向いたユニフォーム。
左のイベントジャンパーも、
載せるメッセージが違えば見え方は変わるのかもしれませんが、
ユニフォームの位置づけが違えば、
たぶんイベントジャンパーは選ばない・・・かも ^^

「複数案検討しました」を上に報告しないといけない
性格の企業への提案では、
ユニフォームも複数案出して、
それぞれのメリットデメリットを書かないと
いけない場合があります。
う~ん。そこまで内向きなら、
もうイベントジャンパー一択でいいじゃん!

内向きなユニフォームは来場者に何も伝えない。
せっかくメディアとして使えるものなのに、
もったいないなぁ。とか思いながら、
「位置づけ」のところから僕が説明しないといけませんか?

すべては自動的に
来場者の視点で決まる

カテゴリーごとのブースエリアも、
ユニフォームの作り方も、
「来場者にどう見せるか」という考え方一発で決まってきます。

「こう考えたら、これ一択ですよね」的なほぼ自動的ともいえる決まり方です。

はい。来場者動線で考えるとブースはこの位置しかないですよね?

はい。来場者からの見え方だと、
こんな小さな文字を壁に載せても意味ありませんよね?

はい。来場者にとって、
どのブースでももらえるノベルティは記憶に残りませんよね?

判断基準は、ただ一つ。
「来場者がどう思うか」です。
それさえ忘れなければ、
複数の案から理由を絞り出す必要はありません。
僕も複雑な説明から解放されます。

日本企業が持つ内向きな視点と、
かなり違う視点かもしれない海外展示会。
弊社なら、その「違い」をふまえた上で、
選択肢の少ない=無駄な説明の要らない適切な提案が可能です。
御社内企画を一刀両断されたい方!!
ぜひお声をおかけください。

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