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アメリカ最前線リポートVol.12

ー CVリポートー     
      Byアーカス・リツコ(CVメルマガ編集長)

【アメリカ最前線リポートVol.12】
   
アメリカ議会でのウクライナ大統領の演説 
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が進む中、
3月15日、ウクライナのゼレンスキー大統領はカナダの国会で演説を行い、
「ロシアの脅威から欧州とウクライナを守るため、
ロシアを止めるためにもっと行動が必要だ。午前4時に爆弾の音で目を覚まし、
空港や都市が爆撃される音をあなたの家族や子供が聞くことを想像できますか?
97人もの子供が殺されたんです」
と述べ、
スタンディング・オベーションが起こりました。

それに続く形で、ゼレンスキー氏は
3月16日、アメリカ議会でもオンライン演説を行い、
「『私には夢がある』は皆が知っている言葉です。
今、私には必要なものは私たちの空を守ることです。
ロシアは私たちの国や人々だけでなく、自由に生きる権利を攻撃しています。
このロシアによる攻撃はウクライナだけに留まらず、世界に対するものなのです。
私たちはアメリカの決断と助けが必要です。
私たちが自国を守ること、それはあなたたちにとっての
”I have a dream”と同じ意味合いを持っているのです」
と訴えました。

” I have a dream”
これは、アメリカ人なら誰もが知っている
マーティン・ルーサー・キングJr.牧師の言葉です。
公民権運動に身を捧げ、人種差別の終焉と人類の平等を訴え続けた
キング牧師が1963年に訴えたこの言葉。
それになぞらえてゼレンスキー大統領が訴えたのは、
ロシア軍機による攻撃から国土を防衛するため
ウクライナ上空に飛行禁止区域を設定してほしい、
それが叶わないのであれば、防衛システムや航空機を支援して欲しい
ということでした。
また「先人たちは、過去の戦争の教訓から、私たちを守るための機構をつくったが、
残念ながら機能していない。新たな機構や同盟をつくることが必要だ」とも述べて、
(国連、NATOなど)既存の枠組みが機能していないと指摘し、
新しい枠組みの創設を訴え、さらなる支援、制裁を求めました。
 
このゼレンスキー大統領の演説を受けて、
バイデン米大統領は、同日、会見を行い、
ウクライナへの侵攻を続けるロシアのプーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼び、
厳しい口調で非難しました。
バイデン大統領は(今までアメリカによる調査の継続を理由に)
ロシア軍によるウクライナでの残虐行為について
「犯罪」とは発言していませんでしたが、
ウクライナでは市民の死者が増え続けていること、
アメリカ人ジャーナリストが殺害されたこと、
世論に押されてこのような口調になったと考えられます。

アメリカでは、今秋に中間選挙が行われる
バイデン氏は会見の中で、ウクライナへの新たな軍事支援として
対空、対装甲システムや武器、ドローンの供与は表明したものの、
(バイデン政権やNATO=北大西洋条約機構は、飛行禁止区域の設定は
ロシアとの直接の軍事衝突につながるとして、否定的な考えを持っているため)
ゼレンスキー氏が望む答えは出しませんでした。
ただ「ロシア軍がマリウポリ最大の病院で数百人の医師や患者を人質に取っている
との報告を受けている」と述べ、
残虐行為が発生しているとの認識を示しました。

アメリカでは11月8日に行われる中間選挙を控えており、
連邦議会上院の議席の3分の1、および下院の全議席(435)が
改選されることになっています。
ウクライナへの軍事進攻をどう扱うかが中間選挙の結果を占う指標の一つ
にもなっていることもあり、
それがバイデン大統領がはっきりした決断を下さない(下せない)
状況が続いているのです。
しかし、無実の一般市民がこれ以上被害を受けないために
党派を超えた解決策が議論されることをウクライナの人だけでなく、アメリカ人もが
望んでいることだと政治家たちは知るべきでしょう。

日本の国会でも
ウクライナ政府は日本側に対しても、国会でゼレンスキー大統領の
オンライン演説を見る機会を設けてもらいたいと打診し、
自民党と立憲民主党の国会対策委員長が
それを受け入れるべきだという認識で一致しました。

それを受けて岸田首相は、「技術的な問題はあると承知しているが、
ぜひ国会で議論したい。ゼレンスキー氏が世界各国に向けて協力を求めている。
思いをしっかり受けて、国際社会が強い措置をとっていかなければならない」
と語りました。

   
アメリカ議会でのウクライナ大統領の演説 
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が進む中、
3月15日、ウクライナのゼレンスキー大統領は
カナダの国会で演説を行い、
「ロシアの脅威から欧州とウクライナを守るため、
ロシアを止めるためにもっと行動が必要だ。午前4時に爆弾の音で目を覚まし、
空港や都市が爆撃される音を
あなたの家族や子供が聞くことを想像できますか?
97人もの子供が殺されたんです」と述べ、
スタンディング・オベーションが起こりました。

それに続く形で、ゼレンスキー氏は
3月16日、アメリカ議会でもオンライン演説を行い、
「『私には夢がある』は皆が知っている言葉です。
今、私には必要なものは私たちの空を守ることです。
ロシアは私たちの国や人々だけでなく、
自由に生きる権利を攻撃しています。
このロシアによる攻撃はウクライナだけに留まらず、
世界に対するものなのです。
私たちはアメリカの決断と助けが必要です。
私たちが自国を守ること、
それはあなたたちにとっての
”I have a dream”と同じ意味合いを持っているのです」
と訴えました。

” I have a dream”
これは、アメリカ人なら誰もが知っている
マーティン・ルーサー・キングJr.牧師の言葉です。
公民権運動に身を捧げ、
人種差別の終焉と人類の平等を訴え続けた
キング牧師が1963年に訴えたこの言葉。
それになぞらえてゼレンスキー大統領が訴えたのは、
ロシア軍機による攻撃から国土を防衛するため
ウクライナ上空に飛行禁止区域を設定してほしい、
それが叶わないのであれば、
防衛システムや航空機を支援して欲しい
ということでした。
また「先人たちは、過去の戦争の教訓から、
私たちを守るための機構をつくったが、
残念ながら機能していない。
新たな機構や同盟をつくることが必要だ」とも述べて、
(国連、NATOなど)既存の枠組みが機能していないと指摘し、
新しい枠組みの創設を訴え、
さらなる支援、制裁を求めました。
 
このゼレンスキー大統領の演説を受けて、
バイデン米大統領は、同日、会見を行い、
ウクライナへの侵攻を続ける
ロシアのプーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼び、
厳しい口調で非難しました。
バイデン大統領は
(今までアメリカによる調査の継続を理由に)
ロシア軍によるウクライナでの残虐行為について
「犯罪」とは発言していませんでしたが、
ウクライナでは市民の死者が増え続けていること、
アメリカ人ジャーナリストが殺害されたこと、
世論に押されて
このような口調になったと考えられます。

アメリカでは、今秋に中間選挙が行われる
バイデン氏は会見の中で、
ウクライナへの新たな軍事支援として
対空、対装甲システムや武器、ドローンの供与は
表明したものの、
(バイデン政権やNATO=北大西洋条約機構は、
飛行禁止区域の設定は
ロシアとの直接の軍事衝突につながるとして、
否定的な考えを持っているため)
ゼレンスキー氏が望む答えは出しませんでした。
ただ「ロシア軍がマリウポリ最大の病院で
数百人の医師や患者を人質に取っている
との報告を受けている」
と述べ、
残虐行為が発生しているとの認識を示しました。

アメリカでは11月8日に行われる
中間選挙を控えており、
連邦議会上院の議席の3分の1、
および下院の全議席(435)が
改選されることになっています。
ウクライナへの軍事進攻をどう扱うかが
中間選挙の結果を占う指標の一つ
にもなっていることもあり、
それがバイデン大統領が
はっきりした決断を下さない(下せない)
状況が続いているのです。
しかし、無実の一般市民が
これ以上被害を受けないために
党派を超えた解決策が議論されることを
ウクライナの人だけでなく、アメリカ人もが
望んでいることだと政治家たちは知るべきでしょう。

日本の国会でも
ウクライナ政府は日本側に対しても、
国会でゼレンスキー大統領の
オンライン演説を見る機会を
設けてもらいたいと打診し、
自民党と立憲民主党の国会対策委員長が
それを受け入れるべきだという認識で一致しました。

それを受けて岸田首相は、
「技術的な問題はあると承知しているが、
ぜひ国会で議論したい。
ゼレンスキー氏が世界各国に向けて協力を求めている。
思いをしっかり受けて、
国際社会が強い措置をとっていかなければならない」
と語りました。

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