ー 今週のリポートー
加藤浄海（クリエイティヴ・ヴィジョンCEO）
【宇宙関連産業には日本企業の活躍の場が多数あります】

おはようございます。
クリエイティヴ・ヴィジョンの加藤です。
今年もコロラド州コロラドスプリングスで開催された
第40回スペースシンポジウムに参加してまいりました。

この展示会は宇宙に関連するイベントで
カンファレンスや展示会が開催されます。
このスペースシンポジウムは一般的な展示会とは違い、
かなりアクセスの悪い場所で開催されます。
コロラドスプリングスは国際線の直行便はなく、
会場のブロードモアホテルも山の麓にあり、
周囲は自然に囲まれた中で、
山からは自然の鹿が降りてきたりする程の環境です。
もちろんコンビニエンスストアなどは存在しません。
ホテルに併設されたカフェやレストランやバー以外は
飲食物を購入できる場所もなく、自動販売機もありません。

会場は、アメリカの大統領や著名人などが
多数宿泊する由緒正しいホテルですが、
我々日本人にとっては
このスペースシンポジウムが開催されていなければ
知る由もない場所だと思います。

私自身は34回スペースシンポジウムから継続して参加させていただいておりますが、
継続して参加し続けると業界の変化を肌で感じることができ、
ここ数年で人類にとって宇宙空間というものが
より身近になったように実感しております。

出展社の出展内容も宇宙空間で生活することが前提のものが
増えてきている様に見受けられます。
宇宙が未知の空間へロケットで行く旅から、
（ロケットに乗って行くことは当然ですが）
宇宙空間で生活するためのビジネスが進んでいます。

普段の生活では、宇宙空間での生活は想像する機会はありませんが、
宇宙空間での生活を展示会で体感すると、
我々の宇宙空間での生活もそう遠い未来の話ではないと思えて来ました。

そしてこの宇宙産業には日本企業の活躍のチャンスの場があり、
これからも伸びて行く業界だと思います。
地球上の話ではないので、文字通り『フィールドが変わります』。
大きな時代の変化の時は、大きなチャンスの時でもあります。
宇宙という地球とは違う空間を担う産業は
日本に大きなアドバンテージがあると信じております。
是非、宇宙関連の日本企業には
アメリカで活躍していただきたいと思います。

これからも引き続き、
日本企業のアメリカの展示会やイベントの出展の
サポートを継続してまいります。
宜しくお願いします。