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展示会ブース ユニフォーム論

― CV スタッフのコラム ― 
By 清水保彦(CVプランニングディレクター)

【展示会ブース ユニフォーム論】

~人そのものが、展示会ブースの一部だという件~
【ビジネススーツで、鉄壁のディフェンスライン形成】

【イベントジャンパーで、家電量販店の携帯電話コーナー化】

上の2点は、日本国内の展示会でよく見られる光景かと思います。
よく見られるだけにそんなに際立つこともなく、
皆さん「こんなものかな」と思っておられるみたいですが・・・。
CESをはじめとする海外の展示会にこれが出現すると、
それはとても「異様」なものに感じられるのです。

【ジャケットも着ていないのに、安っぽさを感じさせない例】

【同じ緑色でも、チャチな感じがしない例】

たぶん、こだわるポイントが違うのだと思います。
「無難にスーツ」ではなく、
「カッコいいから」シャツ&スラックス。
「チーム感を出したいから」スタジャン。
それぞれお揃いにする意味があって、
ユニフォームを作っているのです。

【メルセデスなんて、フーディーです】

フーディー。たぶんアメリカでは誰もが着ていて、
最も普段着なアイテム。
日本語で言うと、フード付きフロントジッパートレーナーです。
これを、メルセデス ベンツが
スタッフユニフォームとして採用していました。
袖には #mbces。
たぶん、ツイッターでこのハッシュタグを付けて
ブースの様子を発信すると何かプレゼントがもらえるとか。
そんなプロモーションの軸とする意図があっての
フーディーでしょう。
伝統と高級さを持ちながら、既存の枠にとらわれない
新しいチャレンジに取り組んでいるというメッセージが、
このユニフォームから感じられます。

【スタッフもブースの一部です。な、フランス企業】

このブースのイメージカラーは、黄色。
なので、同じ色のシャツをスタッフの
ユニフォームにしてしまったのがこのブース。
たしかに、来場者にとって一番近い距離に存在するのが
ブーススタッフであることは確かなので、
それをブースのイメージカラーと揃えてしまうのは
正しい考え方だといえるでしょう。
もしこのブースで「無難なスーツ」を選ぶなら、
それは黄色のスーツになるはずです。

【さすが慣れている所は、ユニフォームの使い方も流石です】

ユニフォーム一つ見ても、
慣れてらっしゃるのが分かるパナソニックさん。
シンプルなポロですが、そこが気負わず潔い。
来場者にしても、話しかけやすい雰囲気を
作っていたユニフォームです。

【たかが、ユニフォーム されど、ユニフォーム】
CESのすべてのブースで
ユニフォームが採用されていたわけではありません。
むしろ、ユニフォームのないブースの方が多かったはずです。
しかし、
その中であえてユニフォームを採用するブースには、
出展の意図そのものと関わる理由があるのです。
接客をカジュアルなものにするために、
カジュアルなファッションをユニフォームにする。
自分たちが一番カッコよく見えるのはスーツだから、
全員でスーツを誂える。

(体に合わないスーツを着るのはカッコ悪いという洋服文化)
ユニフォームを設けないブースにも、
それなりの理由があります。
普段仕事をし、人と会っている格好で出展する。
という理由が最も多いかもしれません。
その中で、日本のブースに残念なところが多いのも事実で、
それは同じ日本人として残念なところです。
海外のブースに、何を着て立つか ?
一度悩んでみてもいい課題だと思います。

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