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展示会リポート:ISA International Sign Expo®

 ー 今週のリポートー
アーカス・リツコ(メルマガ編集長)
【展示会リポート:ISA International Sign Expo®】

ISA International Sign Expo®
5月23~25日の日程で、ISA International Sign Expo®が
マンダレイベイ・コンベンションセンターで開催されました。

これはSign Expoの名前の通り、「看板」のショーで、
サイン、グラフィックス、印刷、ビジュアル コミュニケーション業界の人向けの
B to B展示会です。
会期中には、講演会、勉強会も
数多く開催され、ネットワーキングパーティーも開催されました。
会場には巨大な3Dプリンターでの
各種プリントのデモンストレーションや
車のディスプレイ、新型のアクセサリーなど、
人目を引くキャッチーなディスプレイが目立ちました。

その中でも目立ったのがLEDのサインたち。
発光がよくキラキラとしたLEDサインは
今やショップ、レストラン、企業にとっての必需品ですが、
クオリティー、値段には差があり、見比べるのがなかなか楽しかったです。

サイン業界はもともと中国が強く、
今回も中国の企業がたくさん出展していましたが、
気になるのは、米中の関税をめぐる貿易戦争。

アメリカのトランプ大統領は5月12日、ホワイトハウスで記者会見し、
中国政府と合意した追加関税の引き下げについて
「自動車や鉄鋼、アルミニウムに対する関税は含まれない」とし、
品目別の25%の追加関税を維持する考えを示したものの、
全ての国・地域から輸入される
自動車や鉄鋼・アルミ製品に25%の追加関税を課しており、
これら品目別の追加関税は維持される模様で、
中国にとっては、自動車や鉄鋼の有力市場である
米国への輸出に逆風となる状況が続く状況です。

展示会現場で中国企業の人たちは
実際、今の状況をどう思っているのか話を聞いてみると、
「わからない。今まで通り、ビジネスを続けるだけ」
「本当に迷惑な話だ」「影響ない」
「中国を排除したら、アメリカは終わり」と、
答えはさまざまでしたが、
不条理さを感じてるのは明らかでした。

それとは逆にアメリカ企業のいくつかは、
「No Tarif! Our products are made in USA! 」という「看板」を掲げて、
アメリカ産だから関税ないよ、のアピール。


こうした傾向は、今後の展示会における
アメリカ企業の売り込み方のトレンドの一つになっていくのだろうと感じます。

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