展示会リポート Bar and Restaurant Expo2025&World Tea Expo 2025】
ー 今週のリポートー
アーカス・リツコ(メルマガ編集長)
展示会リポート
Bar and Restaurant Expo2025
World Tea Expo 2025
3月25、26日、ラスベガス・コンベンションセンターで、
Bar & Restaurant Expo 2025が開催されました。
この展示会は、アメリカ国内最大かつもっとも影響力がある
バーおよびレストラン業界の専門家の集まりで、
業界のアイコンが主導する最新のトレンド、
実用的なソリューションが提供され、
多数のイベントが開催されます。
会場内は大音量の音楽が流れ、お酒の試飲もできるため、
カジュアルながらも真剣な表情の参加者の姿が印象的です。
今年の基調講演には、
世界で最も有名なカクテル・エキスパートで
King of Cocktailと呼ばれるカリスマ、デール・デグロフ氏が登壇。
「グラスの向こう側:ドリンク・イノベーションの予想外の方向性を探る」
と題した講演では、
飲料業界のイノベーションについて、
また、成長と収益性のための新たな道筋を創出して、
ゲストの期待を最大限に高め、
収益を伸ばす思い出に残る体験を創出するために
経営者が何をすべきかについて語り、拍手喝采を浴びました。
展示会場では、
今年も、日本のシーフードの輸出促進を目的とした
JETROが主催する日本パビリオンが存在感を示しました。
ブースには、ホタテ、サーモン、カニ、ハマチなどの新鮮なシーフードを始め、
シーフードに合うお酒、ソフトドリンク、調味料、加工品、おつまみ、ラーメンなど
32社が軒を並べました。
会場は前に進めないほどの大混雑でJapan Foodの底力を感じました。
同じ日程で同じ会場でWorld Tea Expo 2025も開催されました。
例年、この二つの展示会は
ラスベガス・コンベンションセンターの
サウスホールの1階で開催されるのですが、
今年は規模を拡大して、World Tea Expoとレストランゾーンは2階で開催。
今年もお茶処、静岡がアライアンスを組んで、静岡茶をアピールしました。
その他、鹿児島の和香園がお茶で作るカクテルを提案するブースを出すなど、
今年は日本勢が優勢でした。
和香園ブース
お茶、お酒、どちらも日本が誇る銘品はまだまだたくさんありますので、
海外に進出するチャンスはあります。
もっとたくさんの企業が出展して日本の食文化、お茶文化、お酒文化を
海外に広めていただきたいと思います。