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意外と知らないアメリカと日本の違い

ー 今週のコラム ー
ロドリガス晴海(クリエイティヴ・ヴィジョンUSA)
【意外と知らないアメリカと日本の違い】

今回のコラムでは、意外に気づいていない
日本とアメリカの習慣の違いを復習してみたいと思います。
アメリカでのビジネス展開や、出張の時に役立ついくつかの例を挙げてみます。

I. アメリカ人は名刺を大切に扱わない
日本人は名刺交換の礼儀を守り、名刺を丁寧に扱います。
企業の新人研修で最初に学ぶマナーは名刺の受け渡し方ではないでしょうか? 
それに対し、アメリカ人は名刺を片手で受け、
そのままポケットに入れてしまうなど名刺を尊重するという概念がありません。
LinkedInなどが名刺代わり、名刺を持って歩かないアメリカ人が多いので、
名刺にLinkedIn, Facebook, Xなどのリンクを記載することをお勧めします。

II. 標準の紙のサイズが違う
何でも大判のアメリカでもう一つ不思議な違いが名刺です。
サイズは3.5インチ×2インチ(89ミリ×51ミリ)と、
一般的な日本の名刺と比べるとやや小さなサイズです。
些細な違いなのですが、受け取った日本の名刺をアメリカ製の名刺フォルダーに収めようとしたら
両辺を切らなければならないことがありました。
名刺など世界各国共通サイズだと思っていた私は、
日本人から受け取る名刺を切らないと入らないことから
アメリカと日本では、名刺のサイズが微妙に違うことを認識しました。
日本で作った私の名刺も、アメリカ仕様の名刺入れでは、わずかな差で入りにくいのです。
日本人は渡した名刺がアメリカのフォルダーや名刺入れに収まらないとは夢にも思わないでしょう。 
出張の際に英語版名刺を用意される時、
サイズも欧米の標準にすれば、受け取った方が困りません。

III.製品の資料のKey Point 
(カタログ、パンフレット、プレゼン資料)

私は長いことアメリカ展示会や出張のサポートをしていますが、
時間と努力が勿体ないと感じることの一つが、”資料の作り方 “です。
ここでもアメリカと日本の紙の標準サイズが違うことで問題が起こります。
アメリカではA4ではなく、
レターサイズの用紙が一般的なのはご存知でしょうか?
レターサイズは 8.5inch × 11.0inch (216mm×279mm)
A4サイズは 210mm × 297mm
並べてみると、A4が縦に長く、レターサイズは横に太いことがわかります。

日本のA4は細身なので、アメリカのフォルダーの横幅は収まりますが、
約2センチ背が高いのでその分はみ出てしまうのです。
名刺と違って、カタログを切ってまで保存する人はいませんが、
それでも苦労して作ったカタログやパンフレットのサイズが違うために
よれよれになってしまうのは残念なことです。
見た目はさほど違いませんが、
もらってみたら収まりが悪かったという現象が起きています。
紙だけでなく、アメリカ向けの資料やGraphicなども
まずアメリカ標準サイズを確認してから製作されることをお勧めします。
特に日本から用意される綺麗なクリアフォルダーはサイズが合わないので、
アメリカ標準紙が収まらないのはもったいないと思います。

IV. アメリカ向けの資料作りでサイズ以上に考慮するべき点は内容のレイアウトです。
日本企業が資料を作る時、日本語で原稿を作り英語に翻訳されますが、
”日本語発想“のままではアメリカ人には読まれない資料になってしまっています。
内容を盛り込みすぎるので、文字が小さくなりポイントが伝わりにくく、
製品カタログやプレゼンに会社案内が混在して製品の資料なのか、
会社案内なのかがわかりにくくなっています。
日本では企業名や沿革も重視されますが、アメリカでは製品で勝負です。 
資料によって作り方を吟味することが重要です。

アメリカ向け資料のタイプ別ポイント:Graphic― 
まず目に留まるキャッチと製品が一目で理解できる画像が重要です。
日本では抽象的なイメージで見た人の想像を膨らませる画像も使いますが、
アメリカでは具体的、実際に製品がどのように使えるのかを簡潔に示すことが重要です。
短く心に響く簡潔な言葉を考えてください。

プレゼン資料― Power Pointなどのスライドも
枚数は10枚(3分)程度で、画像や映像を入れて文は簡潔なKey Wordで。
製品にフォーカスする。
カタログ、パンフレット― 
”使ってみたい“ ”こんなところで役立つ“
と思わせるような実際の画像やKey Word (裏にスペックなどの”資料やデータ“をつける)。 
” 読ませる “ことより” 見やすい “ことを目指す。
日本名の顧客リストなどは不要。
全ての資料で最も重要なことは、英文が適切で魅力的か?ということです。
どんなに正確に日本語を翻訳しても発想(文化的背景)が異なるので、
日本語感覚のまま英文にすると英語では通じにくくなります。
海外向け資料作りは日本企業がとても苦労をされることですが、 
まず発想の転換、そして英文が適切であるか?翻訳ではなく、
”表現“のチェックをすることをお勧めします。

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