海外展示会社の社窓(しゃそう)から見た日常 Vol.3
― CVスタッフのコラム ー
By 大藪 美和 (エグゼクティブ・アシスタント)
【海外展示会社の社窓(しゃそう)から見た日常 Vol.3】
CES 2021 JAPAN TECH PROJECTリアル展示の舞台
“b8ta“安井様へ突撃インタビュー
シリコンバレー発、世界中のイノベーティブな製品を
発見・体験・購入できる次世代型の小売店を展開するb8ta Japan。
CES2021のデジタル化を受け、
弊社クリエイティヴ・ヴィジョンが制作委員会を務める
JAPAN TECH PROJECTは、そんな今話題のb8taをリアル展示の会場とし、
CES2021デジタルと組み合わせたハイブリット出展を企画し
そこで今回はb8ta Japan合同会社Business Development Managerの
安井 翠様にb8taの魅力についてお伺いしました!
【b8taってどんな場所?】
安井:一番のミッションとして掲げているのは「新しい発見と体験がある場所」。
「何かと何かを比較して購入する」「このブランドがいいから購入する」
というよりは、
最先端の面白い商品に出会えたり、
通常の家電量販店では売っていないようなものが
見つけられる場所です。
b8taは「販売を主目的」にする従来の小売店が行なっている
接客スタイルではないので、お客様に自由に店内を散策してもらい、
好きな商品・
b8taテスターと呼んでいる店舗のスタッフ(以下、
「いらっしゃいませ」と、何かを購入いただくことを前提としたご挨拶では無く、
「こんにちは」とお声がけしていて、
何も購入頂かなくても体験だけでお帰りいただいても
問題ないですよという意味合いを込めてご挨拶しており、
そこが他とは大きく違うポイントだと思います。
画像: b8ta Japan合同会社 Business Development Manager 安井 翠様
大藪:こういったビジネスの形態を始めたきっかけは?
安井:「ブランド(メーカー)様と
消費者様の双方の課題を解決するお店」
ブランド目線では、
「売り場で自社商品がどのように販売されているかわからない」
「企業としての実績が少なく、家電量販店や百貨店などの
従来の流通ではなかなか取り扱ってもらえない」
という課題が各社にありました。
また消費者からすると、オンラインでの購買が加速する中でも、
特に電化製品などの高額な製品に関しては、
オフラインで「実際に手に触れ、サイズや感触などを確認してから購入したい」
という需要が高いということが分かりました。
そこで、
大藪:
安井:実はb8taが米国で店舗展開を開始した頃から、
日本のメディアや企業からの問い合わせがすごく多かったこともあり、
かねてより消費者目線でもニーズが高いマーケットであることを認識していました。
また日本はガジェット好きな人、
いわゆる「アーリーアダプター」が非常に多いと言われており、
クラウドファンディングで支援する人の数がアジアでトップクラスなんです。
最先端のガジェットに興味のある方の割合が高く、メディアや企業の関心も高い。
そこにオリンピック開催というベストなタイミングが
重なったことが大きかったと思います。
(コロナウイルス感染症の影響で、
画像:b8ta Tokyo – Yurakucho 外観
大藪:今年の8月にオープンして以来、
ブランド様からはどのようなお声・
安井:弊社店舗はいわゆる量販店などで
お取り扱いのあるメジャーな家電ブランド様から、
特に、自分たちでお店を持つことや
既存の流通での取り扱いが難しい、
海外から進出したばかりの企業は、
オープン当初からご一緒しているブランド様からは、
「市場に製品を浸透することができた」、
b8taに出品しメディアの露出が増え、
「クラウドファンディング支援者が激増した」等、
たくさんの嬉しいお声をいただいております。
大藪:アメリカで始まったb8taの歴史ですが、
日本店舗ならではの特徴と取り組みは?
安井:店舗の特徴で言うと、まずは商品のバリエーションです。
アメリカの店舗はどちらかというと、ガジェット系・電化製品が多いですが、
日本はコーヒーのブランド等、
また日本店舗オリジナルな取り組みとしては、
オンライン展示会などのイベントや、
メディア媒体と連携し、b8taを「配信場所」
「面白い製品を見つける・体験する場所」のみでなく、
ブランド様目線ではオフラインのメディアの
プラットフォームとしても、
さらに単純に同形態の店舗を広げるのではなく、新しい形の店舗も考えています。
まだここでは言えないのですが、
面白い企画を考えているので2021年は乞うご期待!です。
【CES2021/JAPAN TECH PROJECTリアル展示の会場として】
大藪:そんな魅力満載、注目度抜群のb8taで、
CES2021/JAPAN TECHのリアル展示にお声がけいただいたきっかけは?
安井 : 私自身過去3回、CESに参加した経験があります。
前回のCES2020でもSandsホールを中心に回り、
スタートアップ企業の面白さを再発見しました。
そして、今回デジタル化されるということを知り、
b8taで何かできないかと、JAPAN TECHにお問い合わせした次第です。
大藪:b8ta安井様からお問い合わせをいただいた時は、
弊社内すごく盛り上がりました(笑)
CESとの親和性が高い場所だと思いますので、
JAPAN TECH としては、b8ta内にスタジオを設け、
出展者のピッチや各社とのセミナー連携等、様々な仕掛けをご用意する予定です。
今後、b8taからはどのようなご協力をいただけますか?
安井:CESに出ることによる海外への露出だけでなく、
b8taを活用いただくことで、一般の目にも触れる、
オンライン/オフラインの連動効果を狙っていけるようサポートいたします。
b8taのスタッフがアテンドサポートを行うことで、
人件費の削減や現地対応以外のCESの配信に注力していただける形をご提供します。
b8taのスタッフは専用のマニュアルを駆使して
徹底したトレーニング行っているので安心して任せて頂ければと思います!
また今回は、
通常月単位での提供している店頭で取得できるデータも会期中にご活用頂けます。
画像:b8ta Tokyo – Yurakucho 内観
大藪:今回のJAPAN TECHとの
連携イベントに対する安井様の意気込み、出展社様へのメッセージをお願いします。
安井:CESがデジタル化となり、
私自身CESファン、テクノロジー/
とても残念に思っておりました。
そこで、リアルでも見れる、触れられる、体験できる場所がある
(さらに、一般の方が無料で入場できる)というのは、
少なくとも日本全体ではかなり注目されると思います。
まだ我々も成長段階の店舗ですが、ブランド様への展示のご要望など、
とてもフレキシブルに対応しております。
「リアル店舗に出す=色々準備が必要」という風には思わず、
気軽にご参画いただければと思います。
大藪:まだまだ進化し続ける、b8taから目が離せませんね!
b8taで2021年1月に開催されるJAPAN TECH PROJECTのイベントにも、
ぜひ皆さま、お越しください!!
安井様、本日はありがとうございました!
<関連リンク>
b8ta Japan⇒ https://b8ta.jp/