CES2023 いよいよ明日より開催！

2023年01月5日

CES2023 いよいよ明日より開催！

By アーカス・リツコ（CVメルマガ編集長）

1月5日～8日まで、
世界最大級のテクノロジーとイノベーションの祭典、
CES2023が開催されます！

コロナ禍の影響で、CES2021は完全オンライン、
CES2022はオミクロン株の蔓延により大手企業のキャンセルが相次ぎ、
過去2年は元気のなかったCESですが、
今年は真の「リアル開催のCES」が戻ってくるとあって、
街中が活気に溢れているのを感じます。
CTAの発表によると、

今回のCESには、173の国や地域から3100社が参加、
4,700社を超えるメディアが取材に訪れているとのことです。

CVのメンバーも一丸となって明日の開催に向けて
ブースの施工などの準備に向けて慌ただしく過ごしています。

明日以降、最新情報をアップデートしていきますので
どうぞお楽しみに。

メディアイベントから探るCES2023トレンド予測

昨日、1月3日、CES2023に先駆けて

メディア向けイベントである

Tech Trends to WatchとUnveiledが開催されました。

Tech Trends to Watch
これはCTA（CESの主催者）が毎年開催する
メディア向けプレゼンテーションで、
2023の注目トレンドが紹介される
CESを占う上で必見のプレス・イベントです。

Steve Koenig氏

CES 2023のテーマはBE IN IT。
世界中をとりまく様々な課題をテクノロジーによってどう解決し、
社会に貢献できるのか、それを探り、
一緒に解決していこうという意味が込められています。

プレゼンテーターの
Steve Koenig氏（Vice President of Research at the CTA）は
ロボテック、AI、メタバースなどのテクノロジーの進化が、
パンデミック後に世界的な問題として台頭している
労働者不足、半導体不足、サプライチェーンの抜本的問題、
長引くインフレ、高金利の問題に対処していくことができるだろう。
また、サービスとしてのMoT（Metaverse of Things）が
浸透し、問題解決の一端になるだろうと予測しています。

長引くインフレで業界が冷え込む中、
2023 年のテクノロジー業界の注目すべき
収益成長分野にとしては、
ゲーム、ビデオ、オーディオ、アプリなどの
テクノロジーサービスを挙げています。
この分野の消費者支出は 5 年連続で増加し、
消費者支出は 1,510 億ドルになります。
ビデオストリーミング市場は、消費者の注目を集めようとする
大手ブランドとの競争が特に激しくなっています。

また、Koenig氏は、2023 年に直面するであろう
景気後退についても触れました。
彼はイギリスのエコノミストであるクリストファー・フリーマンの
「イノベーションは、経済の低迷期に一丸して加速し、
経済が回復し始めると解き放たれ、強力な新しい技術変化の波をもたらす」
という言葉を引用し、
試練、挑戦はチャンスと加えました。
さらに 2008 年から 2009 年にかけてのリーマンショック時の不況を例に挙げ、
その間に 4G LTE、モバイルブロードバンド、スマートフォン、タブレット、電子書籍などの
消費者向けテクノロジーが急速に加速したことに触れ、
2023 年には、5G、産業用 IoT アプリケーション、コネクテッド・インテリジェンス、
自動制御システム、量子コンピューティングなどの
エンタープライズ・テクノロジーの進化が加速するだろうと述べました。

その他、駆け足で説明すると、
５G,　
トランスポーテーション（輸送技術、EVと電動化システムの進化、
自動運転システムやアプリケーションの高度化、車内体験の進化）にも触れ、
EV化はトラック、ボート、飛行機の分野にまで広がっていること、
またデジタルヘルスとして、オンライン治療、遠隔治療、
フィットネステックの著しい進化をCESで体験できると述べました。

また、ここ数年のテーマの一つであるサステナビリティ―とESGも
今年のもう一つのトレンド。
スマート・グリッド、サプライチェーン、農業、フードテック、空気清浄/水浄化システム、
代替エネルギー、包装の最小化、リサイクル技術、希少な土類金属の使用削減など
多くのトピックがこのカテゴリーに含まれます。

以上、4日間でどれだけの驚きがあるか、
今から期待感でいっぱいですが、
歩き回ってたくさんのWowと出会いたいと思います。

CES Unveiled