【アメリカ最前線リポートVol.41】 ・アメリカ政府封鎖終了 ・トランプ大統領がジェフリー・エプスタイン氏に関する司法省の文書公開法案に署名。
ー 今週のリポートー
アーカス・リツコ(メルマガ編集長)
【アメリカ最前線リポートVol.41】
・アメリカ政府封鎖終了
・トランプ大統領がジェフリー・エプスタイン氏に関する司法省の文書公開法案に署名。
●アメリカ政府封鎖終了
10月12日、アメリカの連邦議会下院は、新しいつなぎ予算案を222対209で可決。
同日夜にトランプ大統領がこれにサインし、
43日間、史上最大となった連邦政府封鎖がようやく終了しました。
今回の政府封鎖は、共和党が提示した予算案に対し、
民主党が、より多くの国民が医療保険に加入できるようにする
医療保険制度改革法(オバマケア)の補助金延長を盛り込むことを要求し、
両党が対立したことで勃発。
しかし長引く政府封鎖を終了させるため、
民主党議員6人が賛成に回ったため、可決という結果になりました。
政府封鎖が終わったことは喜ばしいとはいえ、
これにより、
何百万人もの米国民が保険料の値上げに直面する可能性があり、
特にオバマケアの加入者2,400万人が保険料の上昇に苦しむことになります。
共和党は、オバマケア保険料補助の延長に関する採決を準備しているとは言っていますが、
まだ不透明な部分も多く、多くの国民は不安を抱えています。
●トランプ大統領がジェフリー・エプスタイン氏に関する司法省の文書公開法案に署名。
10月19日、トランプ米大統領は、
性的虐待罪で起訴され、拘留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する
司法省の文書公開を義務付ける法案に署名しました。
法案は下院の一人を除く全議員が賛成し可決。
上院は全会一致で下院案を承認しました。
エプスタイン氏は未成年者の売春をあっせんした罪などで有罪判決を受けましたが、
2019年に拘置所内で死亡(自殺とされている)。
彼は高校の教師から、コンサルティング会社や
資産管理会社を持つ富豪となった人物で、
富裕層やセレブリティ、クリントン元大統領をはじめとする政治家や
王室とも交流があったことが知られています。
文書公開により、エプスタイン氏の生前の活動の詳細が明らかになり、
トランプ氏以外の人にもトラブルが飛び火する可能性を秘めています。
(ビル・ゲイツ氏の離婚原因は、元妻がエプスタイン氏との関係を嫌悪したからとされています)
法案成立を受けて、パム・ボンディ司法長官は記者会見を開き、
エプスタイン関連文書を30日以内に公開すると述べましたが、
文書の公開にあたっては、
被害者に関する個人情報や捜査の妨げになる資料を公表しないことが
法で定められており、
権限がトランプ氏の忠臣であるボンディー氏にあるため、
全ての文書が完全に公開されない可能性もあります。
トランプ氏はそれを知った上で、法案にサインしたともいわれており、
出来ゲーム感は拭えない印象です。
ともあれ、エプスタイン氏は2008年に有罪判決を受け、
2019年にも未成年を買春し、
性的虐待を加えたとして連邦警察再び起訴されており、
被害者は1000人に上るとされています。
事件が全面解明されることを願います。






