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さて問題は、英語です・・・

 ー CVスタッフのコラムー
      By 清水保彦(CVプランニングディレクター)

【さて問題は、英語です・・・】

まず、僕は「英語ができる」わけではありません。
というか、英語が不自由な立場だからこそ、 
何かのヒントもあるのではないか・・・
と思って、この原稿を書いています。
あ。クリエイティヴ・ヴィジョンの
他のスタッフは全員バイリンガル。
英語的な異端は僕だけですので、ご安心ください。

「I care」? 「COSCO」?
ちょっと気の利いたイスやテーブルが安く揃うイケア。
会期中の食生活に貢献してくれるコストコ。
もちろん、ラスベガスにもあります。
でも、日本で呼んでいる名前では通じません。
発音が「I care」「COSCO」に聞こえるものが、
イケアでありコストコです。
コストコは「コスコ」という方が通じます。

正しい正しくないではありません。
IKEAの本国スウェーデンでは、イケアです。
ドイツでもイタリアでも、日本同様イケアです。
でも、アメリカなどの英語圏ではアイケアです。

ニコンはナイコン、コディバはゴダイヴァ、
飲み物のミロはマイロ、
油断してると松井秀喜はハイデッキ・マトゥーイ。

大阪でエスカレーターに乗ると右側に立ちますが、
東京の人たちは左に立つ。あれと一緒。
英語なんて、そんなもんです。

それでも、I can speak English! と言おう
朝、ホテルのエレベーターで外人さんに
「モーニン!」と雑に言う。
たいていの人は挨拶を返すだけですが、
中には「話せる東洋人だ」と話しかけてくる人がいる。
CESのIDを首から下げていたりしたら、
CESについて色々聞いてくる。
そんな時こそ「I can speak English!」です。
日本で外人さんが、「スシ、コンバンハ、キレイデスネ」
と日本語を披露する。
そして「ワタシ、日本語デキマス」と言う。アレです。
そこから会話が広がるのです。

「but very little」を足しておけば
めちゃくちゃ早口で話しかけられたりしないはずです。
それでも早口に話しかけられたら、
Can you speak a bit slowly?
と言ってみれば、ゆっくり話してくれるでしょう。

CESで、英語の修行
僕が使う英語の動詞は、wantとgoとneedとhaveくらい。
ホテルでタクシーに乗りたいときは、
I need a taxi. Could you help me?
降りる時はHere is good (OK)!
構文的にはThis is a pen.
中学1年の英語です。
それでも、タクシーを呼んでくれるし(チップ1ドル)、

目的地の結構いい所で降ろしてくれます(料金+チップ20%)。

薄いクレープを10ドルで買わされたり
バナナ1本で5ドル取られたりしたことはありますが、
それでも現場には時間通りに入れますし、
一人でコンビニにお遣いに行けます。

CESは座る所が少ないので、相席が普通。
で、隣の外人さんは話しかけて来るのが普通。
一つのブースを見ていると、隣のブースからも
「ウチのも見ていけ」と声がかかる。
「これを上げるから見ていけ」とグッズを渡されたら
お寿司の消しゴム・・・。

あ! 日本人どうし英語で話そうとしてた。

みたいな英語の状況が降って来る。
つたない英語で何とか答えようとすると、
相手は異邦人の言葉を何とか分かろうとしてくれる。
鍛えられますし、いろいろ気づきます。

想いを世界に伝えるチャンスです
日本語を英語にするのは、すごく難しいです。
言葉にいろんな意味が入っているから。
だから、まず日本語を簡単にしてみる。
「タクシーを呼んでください」は、pleaseで始めると失敗します。
タクシーが必要 → 助けてくれないか? と分解する。
それで通じます。

ブースでの製品説明は、現地のスタッフを雇って
説明するのが効率的かもしれません。
でも製品に込めた想いは、ご自身でしか語れないのではないですか?
そのための準備(日本語のThis is a pen化)をして
とつとつとした語り口でも製作者自身が語れば、
流暢な英語より来場者の耳に止まるかもしれません。

せっかくリアルで再開するCES2022です。
トライしてもいいのではありませんか?

JAPAN TECHには、プレゼンコーナーもあります
ユーレカパークのJAPAN TECHには、
出展者の方が順番にお使いいただける
プレゼンコーナーを設けています。
80インチモニターとマイクを使って
製品に込めた想いを世界に発信してください。

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