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アメリカ、コロラドスプリングスより

ー CVリポートー     
      By 加藤浄海(CV CEO)

【アメリカ、コロラドスプリングスより】
 
おはようございます。
クリエイティヴ・ヴィジョンの加藤です。
私は現在、第37回スペース・シンポジウムが
開催されているアメリカ、、コロラド州コロラドスプリングスに滞在し、
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が主催するジャパンパビリオンに出展する
日本企業様のサポートのため、この展示会に参加しています。

当社はこのスペースシンポジウムには2018年から連続で参加しています。
スペースシンポジウムは、世界中の宇宙産業のリーダーが集う
世界最大級の宇宙シンポジウムです。
米宇宙軍司令官などの米軍高官、政府高官及び米国宇宙関連企業トップが参加するため、
大変影響力の大きいイベントですが、我々が普段参加している
CESのような大規模展示会とは違い、会場はコロラド・スプリングスの
ブロードモアホテルという格式の高いホテル内です。
アクセスの良い場所とは言い難いロケーションで開催される展示会ですが、
それゆえ関係者だけが集まる濃度の高いイベントであり、
主に西側諸国の軍事関係者(幹部以上)の参加者が多いのも特徴の一つです。

アメリカではマスクの着用義務がなくなり、
この展示会でもマスクの着用が義務付けられていないため、
95%以上の人達がマスクなしで展示会に参加しています。
展示会場ではお酒(スパークリングワイン)も無料で振る舞われ、
まるでコロナ禍が過去のものといった雰囲気で
展示会場内はコロナ前と同じ光景に戻っていました。
展示会自体も活気に溢れ、多くの来場者の熱量とともに
アメリカの宇宙産業の勢いを感じました。
今回のJAXA様のジャパンパビリオンにはJAXA+11社に企業が参加しました。
その中にはトヨタ自動車様も出展されており、
今回は月面を走る自動車Lunar cruiser(プロトタイプ)
を初公開し、高い注目を集めました。
宇宙関連の展示会ですからボーイング社、エアバス社などの
航空機メーカーはもちろん出展していますが、
自動車メーカーで出展していたのは、トヨタ自動車だけでした。
宇宙産業と考えると、飛行することや衛星などが中心に考えがちですが、
月に行った先の自動車の開発がここまで進んでいるとなると
宇宙産業のステージが大きく進化していると実感します。
また宇宙関連のビジネスにもスタートアップ企業の参加も増えています。
様々な業界で、スタートアップ企業の存在感が
増しているのを見るにつけ、会社の大小にかかわらず、
時代の変化に対応し、独自の技術を持った企業が
これから活躍していくのだなと実感します。
毎年、同じ展示会に続けて参加していると、
その業界の進化を身をもって感じることができます。

この展示会もコロナ禍を経て3年ぶりのリアル開催となりましたが、
「宇宙に行く人は限られた人」ではなく、
もしかして「いつか行けるかもしれない」という
少し身近な存在に進化し始めているように思います。

そして、宇宙産業には、日本企業の明るい未来があると期待しています!

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