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アメリカ最前線リポート Vol.8

ー CVリポートー     
      By アーカスリツコ(CV メルマガ編集長)

【アメリカ最前線リポート Vol.8】

・CES2022の参加者はワクチン接種済証明書の持参が必須事項になりました。

アメリカのリポートに入る前に、CESを主催するCTAより、
CES2022に参加するすべての人にコロナ・ワクチンの接種を義務づけるという
発表がありましたのでお伝えします。

8月18日、CTAのプレジデントであるゲイリー・シャピロ氏は、
CTAはワクチン接種を推奨し、適切で安全な展示会開催の一つのプロセスとして、
ワクチン接種の証明書の提示をCESに参加する人

すべてに義務づけることを決定したと発表し、下記のように述べました。
「私たち一人一人がパンデミックを終焉させる責任と役割を持っています。
2021年はオール・デジタルの開催になりましたが、

CES2022はリアル開催です。
皆様の来場を心から歓迎します」

CES2022へ参加される方は、ワクチン接種を終え、接種証明書を必ず持参して下さい。
*NABに参加される方もワクチン証明書の持参が参加条件になっています。

【ファイザー製ワクチンを正式承認】
8月23日、米食品医薬品局(FDA)は、

ファイザー製の新型コロナウイルス・ワクチンを
正式に承認しました。
アメリカで新型コロナウイルスのワクチンが正式承認されるのは、

これが初めてです。
これにより、16才以上の国民を対象に、3週間の間隔で2回接種することが
正式に承認されることになりましたが、

12~15才についてはまだ緊急使用許可のカテゴリーに入ります。
ひとたびワクチンが正式に承認されると、永続的なものになるために、
承認にあたっては、製薬企業がFDAにワクチンの製造方法や製造場所、
臨床試験のデータなどを提出する必要があります。
FDAはワクチンは新型コロナウィルスの予防に91%効果的であること、
約44,000人の臨床実験のデータをもとに承認を行ったと説明しています。
ワクチンの承認には半年以上の時間がかかるとみられていましたが、
今回、ファイザー&バイオンテック社が5月上旬に承認申請を出してから
4カ月もたたずに承認に至った背景には、

長引くパンデミック、公衆衛生の危機を
一日も早く終焉させる、ワクチン接種の伸び悩みの解決策として、
緊急承認による利益がリスクを上回るとの判断がありました。
これは、FDAの100年以上の歴史で、最も短期間でのワクチン承認です。
FDAの発表を受け、

米軍は現役兵130万人全員にワクチン接種を義務づける方針を発表しました。
一時的にワクチン接種の伸びが停滞していましたが、

感染力の強いデルタ変異株の広がりから
死者が再び増加していることもあり、

感染拡大が深刻な地域ではワクチン接種率が上昇しています。
カイザー・ファミリー財団が行った世論調査では、

ワクチン未接種のアメリカ人の約30%が、
FDAによって正式承認されれば、

ワクチンを受けようと思うと回答していましたので、
今後さらに接種率が伸びていくのではないかと期待されています。

ファイザー製の新型コロナウイルス・ワクチンが
正式承認されたという発表を受け、バイデン大統領は、
「待ちに待った瞬間がやってきた。

ワクチン接種を受ける時は今だ。今日受けてほしい」
と国民に呼びかけました。
バイデン大統領ははまた、民間企業や非営利団体などに対し、
従業員にワクチン接種をさせるよう強く要望し、
従わない場合は「厳しい制約を受ける」とも述べました。

現在、アメリカでファイザー製ワクチンを接種した人は、

全接種者の半数以上に当たる9,200万人超となっていますが、

今後は、アメリカに住むすべての人々が
「普通の日常生活」を送るために、公共団体、企業、

医療関連施設、教育機関は、

従業員にワクチン接種を義務化する流れが

できてくるだろうと予想されます。

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