クールジャパンって言葉が嫌いです
ー 今週のコラムー
清水保彦(クリエイティヴ・ヴィジョン、プランニングディレクター)
【クールジャパンって言葉が嫌いです】
はい。この所、年2回のアメリカ行きがレギュラー化している清水です。
1月にはCES。
今度の7月にはアニメエキスポ。
ラスベガスもLAも、
つい行ってしまうご飯屋さんがある程度にはお馴染みさんです。
で。話は、このアニメエキスポです。
もともと大学の同好会イベントみたいなレベルでスタートしたものが、
アニメファンに大ウケして大成長。
去年なんか41万人超の登録者数になっていた。
ここで「登録者」と書いたのは、延べ人数ではないから。
言ってみれば、毎日41万人なのです。
さて、アニメ部分だけがクローズアップされたり、
内閣府が「クールジャパン」と言い始め、
経産省が「クールジャパン戦略」とか言って
アニメ軸で乗っかって来たせいで、
アニメ限定みたいに思われがちですが、
このアニメエキスポのテーマは
「日本のアニメとPOPカルチャー」。
来場者はアニメオタクも含みながら、
それと重複する形で「日本ファン」な41万人なのです。
だいたい「クール」かどうかなんて見た人が判断するもので、
自分から「クールジャパン」と自称する神経が理解できません。
カッコいいオレ。とか
私、美人だから。とか
カネ、持ってんど~ !
とかと同じことを、国が言ってる。
クールジャパンが嫌いというより、
正確にはそれを自分の口で言う精神が嫌いです。
日本ファンな
41万人に向けて
さて、それと同じ精神性の低さで
「美しい日本」を掲げる国のことは放っといて。
話は、来場者の数と質です。
数は、毎日41万人。
質は・・・注目すべき点が
半数以上が25歳以上という年齢構成です。
しかも、ハリウッドが近かったり
全世界から交通費と宿泊費払ってでも集まる層なので、
みんなそこそこお金持ってるんです。
(会場近くのホテルは、だいたい1泊10万~20万)
(それでも、一番近いホテルはもう満室)
(これに、各国からの飛行機代がプラス)
(ほら、お金持ちぃ)
会場でよく聞いたのは・・・
「トリップアドバイザーに載る前の
穴場を教えろ」
「来月大阪に行くから、観光客の行かない
たこ焼き屋を教えろ」とかの
積極的で、具体的な質問。
どう?
日本のアニメイベントと違うでしょ?
言ってみれば、どうしようもなく日本ファンな41万人。
それが毎日押し寄せるのが、アニメエキスポというイベントなのです。
さぁ。そこに
出展確定できます
そんなアニメエキスポなので、
知ってる人はどんどん出展希望を入れてきます。
出れば確実な売り上げにつながるアニメグッズの販売会社とか、
場所の取り合いです。
でも、主催者側の志向は少し変わって来ているのです。
「いつまでもアニメグッズの展示会やないやろ」
「もともとは 日本のPOPカルチャー志向やったやんか」と。
そこで会場フロアの構成を大きく変え、
こまごまとした物販ブースを整理。
メイン会場であるエキジビットホールを
大きな出展者を中心に構成し直したのです。
そして、そんなメイン会場のど真ん中に
そこそこ大きなスペースを与えられたのが、
弊社が作る日本パビリオン
「FestivAX」です。
単独で出展を申し込んでも2年待ちという噂もあるアニメエキスポに、
FestivAXなら場所も決まっているし、共同出展形式なので費用も抑えられる。
割と良い条件じゃないでしょうか?
もちろんアニメ以外を
大歓迎です。
さっきも書きましたが、
FestivAXはなかなか場所の取れないアニメエキスポの
メイン会場ど真ん中という絶好のロケーションを与えられています。
そこには主催者側の
「POPカルチャー」
「日本らしい何か」
「日本の今風解釈」
みたいなものへの期待が現れていると思われます。
たとえば・・・
アメ車とは違う「日本車」の在り方。
今の視点での、日本の伝統芸能の再構成。
もちろん、日本ファンに即響く
各地方のデスティネーションキャンペーン。
日本までの足となる航空会社。
そして、日本国内の移動に必要な交通機関。
日本のレンタカー屋さんが日本の交通規則のパンフ配ってもいいし、
どこかの温泉地が、外湯巡りチケット配ってもいい。
いろいろあるのが日本だし、
浅くも深くも楽しめる。
自分からクールとは言わないが、
見た人はきっと「Cool!」と叫ぶ。
そんな日本を、
ロサンゼルスまで一緒に見せに行きませんか?








