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ラスベガスの展示会 いよいよフル稼働! Loopにも乗ってみました!

ー CVリポートー
       Byアーカス リツコ (CVメルマガ編集長)

ラスベガスの展示会いよいよフル稼働!
Loopにも乗ってみました!

ウェストホール・テープカット・セレモニー

6月1日より、すべてのビジネスにおいて、100%キャパシティーでの活動が
認められているアメリカ・ネバダ州。
Trade Show News Network (TSNN)によって、26年連続で北米第一位のトレードショーに
指定されたコンベンションの聖地であるラスベガスも勢いづいています。

パンデミック後、初となる100%キャパシティーのリアル開催で行われる
World of Concrete 2021。
それに先駆けて、6月8日午前8時半より、

ラスベガス・コンベンションセンター・ウェストホール(以下ウェストホール)の
テープカット・セレモニーがラスベガス観光協会 (LVCVA)主催によって行われ、
私も出席してきました!

セレモニーにはネバダ州知事、ラスベガス市長、ラスベガス観光協会プレジデント、上院議員など
ネバダ州、全米コンベンション業界を代表する重鎮が多数参加。
会は和やかに進行し、華やかにテープカットが行われました。


*テープカットが行われた瞬間、StopサインがGo!に!

今回、オープンしたウェストホールの建築費は10億ドル。
ウェストホールの追加によって、ラスベガス・ンベンション・センターの
展示・会議スペースは140万平方フィートの広さとなり、
シカゴのマコーミック・プレイスに続く全米で二番目に大きな展示会場となりました。
セレモニーに出席したネバダ州知事のスティーブ・シソラック氏は、
「ラスベガス復活です!我々はラスベガスに戻ってきました!
ラスベガスほどコンベンションを開催するのに、最適で安全な場所はありませんから」と述べ、

ラスベガス知事、シスラック氏

LVCVA の社長兼 CEOであるSteve Hill 氏も
「今日という日は、ラスベガスにとって素晴らしい日というだけでなく、
アメリカ中のコンベンション業界にとっても素晴らしい日です」と、
この日を迎えた喜びを語りました。


ウェストホール外観

ウェストホールの建設は2018年9月に始まり、
建設業はエッセンシャル・ジョブに認められていたため、
建設作業はパンデミックの間も継続されました。
ウエスト ホールの特徴は、現代的なデザイン、自然光にあふれる外観、
60万 平方フィート(55,741㎡)の展示スペースです。
そして、展示スペースで最も注目すべき点は、32万8千フィート(30,472㎡)もの
柱のないスペースがあることです。
これは北米一の広さです。
また、オープンエアのアトリウムには、Samsung社 が開発した 1万 平方フィートの
巨大デジタル スクリーンがあります。
これはアメリカのコンベンション センターの中で最大です。
例年、コンベンション業界は、ラスベガスに 114 億ドルの経済効果を与えており、
ラスベガスの主力産業の一つであることから、コンベンションの再開によって
ラスベガスの経済活動はますます活気づいていくでしょう。

いよいよ始まったリアル開催。
コンベンションの様子は来週のメルマガでお伝えしますが、
コンベンション会場を歩きながら思ったことは、
「リアル開催のイベントには、昔の知り合いと再会したり、
新しい友人を作ったり、業界の専門家から学んだり、
最新の製品やイノベーションを見て感じたり…など、
対面での人とモノの繋がりには、(オンラインでは体験できない)魔法がある」と、
InformaMarkets社、北米社長であるNan Walsh氏がセレモニーで語っていた言葉でした。
人と人、人とモノが直接触れ合えるコンベンションが
ようやくスタートしたことに大きな喜びを感じます。

Loopに乗ってみた!
Loopとは、ラスベガス・コンベンション・センターの
3つのステーション(ウェストホール、セントラルホール、サウスホール)を結ぶ

車両用トンネルです。

ウェストホール前にあるウェスト・ステーションにある
トンネルと同じ大きさの巨大リング


ステーションの様子。近未来映画のシーンのようです!
車とトンネルの高さを比較してみると天井の低さがわかります。

徒歩だと20分はかかるウェストホールからサウスホールまでの移動が2分でできます。
このプロジェクトはテスラ社CEO、イーロン・マスク氏が率いる
ボーリング・カンパニーによるもので、総工費は5,250万ドル。
将来的に、このトンネルはラスベガス・ストリップ、
マッカラン国際空港まで繋がる予定です。
使用される車はもちろんテスラ。
4人乗りと6人乗り車両があり、中は快適そのもの。
無人走行車ではなく、ドライバーが希望のポイントまで
運転してくれます。
現在40台が走行中で、60台まで増える予定ということです。

トンネルは天井が低く、MRI検査を受けているような
息苦しさを感じる人もいるかもしれませんが、
渋滞もなく、快適で、近未来を感じる体験でした。
ただ、トンネルは片道走行で道幅は狭く
天井も低いため、事故が起きたらどうしよう、
CESなどの巨大コンベンションでは混雑や渋滞が起きないのかがなど
若干の不安材料も残りました。

またラスベガスの名物が一つ増えました。
コンベンションへお越しの際は、ぜひ乗ってみて下さい!

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