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【CES2021を振り返って】

― CV Report― 
  By 加藤 浄海 (クリエイティヴ・ヴィジョンCEO)

 

【CES2021を振り返って】

今年のCES2021は、
世界規模のコロナウイルス・パンデミックの影響により、
オール・デジタル開催となりました。
実情をお話すると、
開催事務局は昨年7月初旬まで、
CES2021は『リアルで開催する』と
断言していたにもかかわらず、
7月28日に突如としてオールデジタルの開催を発表したのです。
事務局内も、急な開催方法の変更によって
かなりの混乱があったことは事は予想に難くありません。
その後、デジタル化がどういったものになるのかという
詳細発表は遅れに遅れ、
9月末になってようやくある程度の情報の提供がありましたが
十分なものではありませんでした。
何しろ開催事務局にとっても、
初めての大規模なオンライン開催体験ですので、
無理やり、その場しのぎの決定に従って
物事が進んでいるという印象はぬぐえませんでした。
そんな曖昧な状況で10月に突入してしまい、
今までCESに出展していた多くの企業が
CES2021への出展を断念することになりました。
そして迎えたCES2021。
出展企業は、
各社それぞれにデジタル化に合わせた
コンテンツを配信しておりましたが、
資金力がある企業は
そこそこデジタルコンテンツを
充実させた発信をすることができましたが、
資金力の乏しい企業は、
見栄えのするデジタルコンテンツは作成できず、
普段見る企業のウェブサイトと
大した差はないという印象でした。
多くの方が、デジタル化した展示会は
『展示会の名前の付いた企業のウェブサイト』
という感じたに違いありません。
私自身もやはりCESはラスベガスの街で開催し、
人と人、人とモノとが直接交流してこそ
大きな潮流を生む原点になるのではないか?
と改めて考えさせられ、
ラスベガスへの思いがより強くなりました。
本年2021年は、本来ならば
新しく増設された
ラスベガス・コンベンションセンター・ウエスト会場を利用して
規模を拡大して開催予定でした。
リアル開催は来年の開催までお預けとなりますが、
本年、オンライン開催を経験した今だからこそ、
リアル開催への需要が大きく伸びる
CES2022になると予想と希望を持っております。
というのも、本年、弊社の企画する
CES/Japan Tech Projectは
CES2021出展社様のリアルの展示を
東京有楽町のb8taという店舗で行い、
ハイブリッド出展という試みを行いましたが、
多くのメディア来場者があり、
デジタル化した展示会で
出展企業がテジタルの情報量に埋もれてしまう事を
解消する為の取り組みが上手く行ったように思います。
メディアの数は、テレビ、ラジオ、雑誌など30以上の及び、
出展企業様へは弊社の取り組みによって、
出展効果をできたという声をいただいております。

我々は、今回の取り組みをさらに進化させて
CES2022に向けて進んで行きます。
来年のCES2022は、まさに弊社が本年提唱した
リアルとデジタルを融合した
ハイブリッド展示となる予定ですので、
現地ラスベガスで、リアルイベントを体感しつつ、
日本での体験イベントも充実させていきたいと考えております。
昨年の、コロナ禍によるリアル・イベントの開催自粛は、
展示会を始めとするリアルイベントにおいては、
デジタル化の良し悪しが明確になったと期間だったと思います。
今年は、昨年学んだことを教訓に、
出展社様にとって有益な展示会開催の
お手伝いをさせていただく所存です。

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