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展示会場巡りだけがCESではない!

ー CVスタッフのコラムー     
By アーカス・リツコ(CV メルマガ編集長)

【展示会場巡りだけはないCESの魅力】

世界最大のテクノロジーの祭典、CES2023が終了しました。
先日、お送りした会期終了のリポートでもお伝えした通り、
今回の出展社は3,200社。
CTA(CESの主催団体、Consumer Technology Association)
からの発表によれば、今年の参加者は約115,000人。
海外(140か国以上)からの参加者も40,000人に及びました。

今回のコラムでは、展示場巡りだけではないCESの魅力を
お伝えします。

私たちが生きている世界は猛烈な勢いで変化し、
その速度は日を追うごとに早くなっているように感じます。
そして予期せぬことが突然怒ります。
世界中を脅威にさらしたコロナウィルスによる
パンデミックもその一つでした。
その中で私たちの生活は、変化することを余儀なくされ、
どのように対処し、前に進んでいくかが求められました。

生活の中に絶え間なく存在する変化、
この波をいち早く察知し、
消費者に訴える製品、サービスを開発していくことが
企業にとってこれまで以上に重要になっています。

そうした問題を探るため、基調講演を始め、
数多くのセッション、ミーティングが
CES2023会期中に開催されました。

CES2023開催初日には、ジョンディアの
会長 兼 CEOである ジョン・メイ氏が
トップバッターとして基調講演を行い、
自動運転トラクターを紹介したり、
AIによる農業効率化について語りました。
ジョンディアは、アメリカの大手農機具メーカーですが、
増え続ける世界人口に安定した食料供給をもたらすために、
農業の効率化を推進し、グローバルな食糧危機問題に取り組んでいます。

その他の基調講演も報道されている通りですが、
各企業に共通して言えることは、
CES2023のテーマ、BE IN IT。
世界中をとりまく様々な課題を
テクノロジーによってどう解決し、
社会に貢献できるのか、
自分たちの企業にできる取り組みをもって
一緒に解決していこうという姿勢が
どの講演にも貫かれていたことです。

そして問題解決に必要なもう一つのファクターがスピードです。
今回、開催されたパネル・ディスカッションは
共通のテーマとともに、
「いかに問題解決のために迅速に行動するか」
について熱心な議論が行われました。

各開催日のテーマを記しておきます。
これを読むだけで、スピード化が進む現代に
各テック分野がどう対応しているかがわかり、
御社のビジネスのヒントとなるのではないかと思います。

Day1: 1月5日
・メタバース~明日の約束は今日から始まる
 急速に変化する日常。
 今日、最新と思われている技術も
 明日になればさらに変わる。
 即行動しよう。

Day2:1月6日
・エンタープライズ再改革~
 成長するために再改革しよう

 変化は世界中で起こっており、
 企業はその中心にいる。
 変化に迅速に適応していくことが
 かつてないほど重要である。

Day3: 1月7日
・サステナビリティ―と才能~
 前向きな姿勢で変化をリードしていこう

 環境問題への対応、
 および社会貢献は企業に
 強く求められている課題である。
 今こそその主導権を握り、
 前向きに変化をリードする時だ。

CESは最先端の製品の場を発表する場として広く知られていますが、
未来のテクノロジー、そして企業があるべき姿についての
教育、啓蒙の場でもあります。
CESに参加される際は、基調講演等はもちろんのこと
こういったパネル・ディスカッションにも
足をお運びになることをおススメ致します。

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