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Status Reportーアメリカの今ー

CESの聖地 Las Vegasの現地報告 Vol.3

CESのデジタル化がラスベガスのトップニュースに
コロナの外出禁止令がとけて、3ヶ月あまりが経ちラスベガスの
ホテルやローカルビジネスが営業再開となり、

喜んでいたのもつかの間、まだ自粛中のロサンゼルスや、
アメリカ国内の他州からの旅行者で少しずつ賑わいを見せ、

コロナの感染率も軒並み増えはじめる事で、これからどうなって
いくのかという不安な気持ちと隣り合わせで過ごしていました。

それでもCESが行われる2021年1月まであと少し、
CESまで耐えれば街の活気も取り戻せると、
街全体が現地開催を指標としていたそんな最中、
CESのデジタル開催の一報がニュースで伝えられたときの
落胆は、恐らくオリンピックが延期と発表になった東京都民と同じ、
もしくはそれ以上の気持ちやダメージだったのではないでしょうか。

ラスベガスの街はそれくらい、すべての事業がCESに照準を合わせて
いたのです。

ラスベガスにあるほとんどの業種がこの展示会に直接的、間接的に
関わっていますので、開催中止で失業、経営破綻などラスベガス経済に
大きな影響を及ぼすと思われます。
CESという一筋の光を失ったラスベガスの街は、
いつ以前のような活気が戻ってくるのか、
予想が出来ない状況となってしまいました。

SEMA SHOW とは
ラスベガスで、もう一つ大きな展示会と言えば、
2020年11月に開催予定だった全世界最大級の
モーターショーSEMA SHOWです。

こちらもつい先日、延期が発表されました。
この展示会がバーチャル開催になるかは、まだ発表になっていませんが、
こちらもラスベガスにとって大きなダメージとなることは間違いありません。

1963年より開催されている自動車部品の製造や輸入に関する
業界関係者のみが入場できる車のパーツ総合見本市で、
毎年秋に行われ世界各国から、毎年約12万人が参加します。

日本では、だんだん車を持つ人が減ってきていますが、
このショーを見ると海外での車の需要を改めて目の当たりにする展示会です。
スポーツカーや、RV、ピックアップトラックなども実車展示されていて、
迫力があるトレードショーなので、個人的にも楽しみにしていました。

この時期になると、SHOWに展示される車がラスベガスの街を
駆け抜けます。
昨年、展示する予定の車が走行中に事故に遭いボディが破損して
しまいましたが、そのままの状態で展示されるという、
アメリカらしいところも見どころですね。

車関係の事業者の方は、圧巻の迫力が肌で感じられるSEMA SHOWに
今後、是非視察にいらっしゃることをお勧めします。

ーMail Magazine Vol.014より 抜粋転載ー

ラスベガス在住 C 田中 かおり まとめ

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