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CESの聖地 Las Vegasの現地情報Vol.18

ー CVスタッフのコラムー   
    By田中かおり(CV コーディネーター)

CESの聖地 Las Vegasの現地情報Vol.18

【コロナの近況】
ネバダ州が7月14日(現地時間水曜日)に発表した数字によると、
コロナの新規感染者数は1日938人、死者15人と、ここ数日感染者が増えています。
ネバダ州保健所は、最近のコロナ感染者(デルタ株)の多くが
ワクチン未接種者で、ワクチンを接種していない人の存在が
感染拡大の原因になっていると指摘しています。
現在、ワクチンの接種率は約55%で、ワクチンを接種した人は、
店内でもマスクの着用義務が一度はなくなったものの
(ワクチン接種した証明の提示の必要はなく、
こちらは自己判断、自己認識になりますので、接種していない人もマスクを着用していなくても
実際のところわからないのが現状です)
最近ではコロナ感染者が増えてきたため、ラスベガス市長は、
店内で活動する際のマスク着用を推奨しています。

【街の様子】
ラスベガスは、7月に入り40度を超える猛暑日が続き、真夏到来です。
気温が最も上がる午後には46度を超える日もあり、
ラスベガスが砂漠の真ん中に位置することを象徴する暑さです。
この時期にお越しになる機会があれば、
是非この暑さを体験していただきたいですね(笑)。
以前にもお伝えしましたが、コロナ禍の規制が6月以降なくなり、
ラスベガスの街は一気に盛り上がりを見せています。
リゾートワールドカジノというヒルトン、コンラッド、クロックの3つのホテルで
構成された複合ホテルが6月にオープン。
各ホテルのプールは、連日有名なDJを招いてプールパーティが行われ、
大勢の若者で賑わっています。
シルク・ド・ソレイユのショーも再開し、
ラスベガスに拠点を置くフットボールのレイダースや、アイスホッケーのゴールデンナイツ、
また、ブルーノマーズのコンサートも100%のキャパシティで再開しています。

海外からの旅行者も少しづつ増えてはいるものの、依然、アメリカ国内からの旅行者がほとんどで、
7月4日のアメリカ独立記念日には、カリフォルニアからラスベガスを結ぶ
I15と呼ばれるフリーウエイは、カリフォルニア州からの旅行者の移動で大渋滞となりました。

【ラスベガスらしい取り組み】
最近、低迷するコロナワクチンの接種を促進するキャンペーンとして、
ラスベガスならでは取り組みが行われています。
ネバダ州の住民のみを対象に、コロナワクチンを接種した人に総額500万ドル(日本円で約5億円!)が
当選する宝くじが実施されています。
最初の当選は7月8日(現地時間)木曜日に行われ、当選者が発表されました。
これは、ネバダ州のワクチン接種記録管理システムの登録者から
コンピューターが抽選するシステムです。
今回、実際に25万ドル(日本円で約2500万円)を獲得したのは小学校の教員だったそうです。
私も、当たるはずかないと思いつつ、頭の片隅でどこか期待していたのですが……
残念でした。
https://www.vaxnevadadays.org/winners

余談になりますが、カジノの街、ネバダ州では当選者が出ない可能性があるロッタリー(宝くじ)が
州法で禁止されていますが、今回実施されるクジは当選者が必ず出るので合法とされています。

カジノの大手MGMリゾート社とネバダ州保健所が共同で、

パークMGM前でワクチンの集団予防接種を実施し、地元のアメフト、アイスホッケーの観戦チケットや、歌手のブルーノマーズのコンサートチケットがホテルのスイートルーム宿泊券とセットで当たるくじが引けるViva Vax Vegas なども実施されており、ワクチン接種者の増加に力を入れています。
ラスベガスらしい何ともユニークなアイデアですね。

コロナの状況は日に日に変わっていきますが、ラスベガスのスマートシティ化や、
新たな施設の増築はどんどん進んでいる状況で、これからもラスベガスから目が離せません。
また、新しい動きは次回のコラムでお伝えします。

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