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CES2022デジタル・アクティベーション・リポート

ー CVスタッフのコラムー
  By吉野昌秀(CVプロジェクトマネージャー)

【CES2022デジタル・アクティベーション・リポート】

オールデジタルとなったCES2021に引き続き、
CES2022では、リアルとデジタルを併せた展示が行われました。
現地会場での出展場所を確保した出展社のみ
デジタル展示機能が使えるようになっていましたが、
CES2021と比較した印象は、
かなり簡略化されたインターフェースであるという点です。
基本的な機能はCES2021と大きく変わりませんが、
デジタル要素の情報が入りだした当初から
CTAが発表していたように、
デジタル部分は、
あくまで米国へ渡航できなくなる可能性がある
海外からの出展社向けのもので、
CES2022のメインはリアルでの現地出展だという事を
反映していたようです。

デジタルアクティベーションの主な機能:
1) 製品・会社紹介動画、製品資料共有
2) マイクロサイトへのリンク
3) オンライン商談機能
4) オンデマンドでのカンファレンス視聴
*デジタルアクティベーションへは、
事前の出展者もしくは来場者としての登録が必要となります。

【1-製品・会社紹介動画、製品資料共有】
動画は1本のみ、最大30秒まで。
製品資料はPDFファイル1点のみと全出展社共通の条件となっていました。
Featured Exhibitorなどとして出展社検索リストで最初に表示される
出展社ページ上には、動画を掲載している企業はあまり多くなく、
PDF資料に関しては、資料を提示している出展社の割合は更に少なかったようです。

【2-マイクロサイトへのリンク】
一部出展企業は
マイクロサイトへのリンクを共有する事で、
CES2022デジタルアクティベーションの枠にとらわれない、
独自のサイトを構築していたようです。
Sony Group Corporationでは、カンファンレンスの動画が
視聴可能となっていました。
(1月31日で終了)

【3-オンライン商談機能】
デジタルアクティベーションの
担当者を登録している出展社のページでは、
出展企業の担当者へチャットでのメッセージ送信、
CESのプラットフォームへ組み込まれたビデオコールでの商談を行えました。
世界中から参加者が集まるCESでは、時差による時間の調整が課題となっていたようですが、

CES2021同様、主催者からは会期前から
会期中の米国時間での面談を推奨していたようです。
来場者・出展社として事前登録していることで、
お互いの情報をその場で共有できることと、
CESという機会を通して行う面談申し込みでは、
事前に面談予約をせずとも、会場で出会って話し込むような
気軽な使い方ができるようでした。

【4-オンデマンドでのカンファレンス視聴】
メディア・デイから会期最終日までのカンファレンスがオンデマンドで
視聴可能となりました(1月3日から8日まで)。
字幕機能があり、7ヶ国語での表示が可能
(英語、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、スペイン語)でしたが、
字幕が映像のPPT情報などと被って見づらいところがありました。
また、操作中に別のアプリなどを開くと動画が停まってしまい、
使いづらい感もありましたが、
今まで会場で並んで視聴していたカンファレンスを
オンデマンドで視聴できることは、利用者にとっては良い面もあるようです。

CES2023で引き続き、リアルとオンラインでの出展オプションが
出展社へ付与されるかは未定ですが、
遠隔での情報共有の優位性などが認知されてきている状況を鑑みると、
近しい形でのオンライン出展というのは可能性としては考えられるかもしれません。

CES2023へご出展をご検討の方には、
この点も含めて、準備をいただけると与えられた情報を有効に使えるかもしれません。

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