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CES2022情報アップデート& セレンディピティ

ー CVスタッフのコラムー   
       By アーカス リツコ(CVメルマガ編集長)

【CES2022情報アップデート&セレンディピティ】

上記リポートにもあるように、

世界最大級のデジタル技術展示会CES2022が2022年1月5-8日に開催されます。
CES2021は新型コロナウィルスの感染拡大によりオンライン形式オンリーでしたが、
CES2022はリアル開催とオンライン開催のハイブリッド形式となることから、
世界中からさらに多くの人々が参加することが予想されています。
オンラインの利点は、世界中、どこからでも参加できるということ、
イベントやキーノートの視聴がオンデマンドでできる…などでしたが、
参加企業からは
「新製品の素晴らしさを3次元で伝えにくい」、
また参加者からは
「長い出展者リストの中から
 見たいものを見つけることが難しい」
「人との出会いが希薄で、ワクワク感がない」などの声があったことも確かです。

CESのプレジデント兼CEOを務めるゲイリー・シャピロ氏も、
「(オンライン開催後)たくさんの企業幹部が私のところへ来て、
新規顧客や既存顧客に会うため、パートナーを見つけるため、
メディアにリーチするため、そしてイノベーションを発見するため、
いかにリアル開催としてのCESが重要
であり、必要かということを訴えた」

と述べている通り、
オンラインのみの開催によって、リアル開催の重要性が
改めて見直されることとなりました。

展示会の醍醐味はやはりセレンディピティにあります。
セレンディピティとは
「偶然の幸運を手に入れる力」を意味しますが、
最近ではもっと広範に使われ、予期せぬ偶然に出くわしたり、
予想もしなかった素敵なものを見つけたり、
また、何かを探している時に探しているものとは別の価値があるものを
偶然見つけることなどの意味も持つ言葉
として浸透しています。
この偶然性というのは、
予定調和的なオンライン上からは見つけにくく、
実際に見て歩いて人と話す会話の中から生まれるものが多いと考えられています。
そして、このセレンディピティが高い確率で起こりやすい場所が、
展示会場であり、その最たるものがCESなのです。
CES2020でいうと、テクノロジー繋がりの4,500以上の出展者、17万人以上の参加者が
展示会場に一堂に会しました。
そこで、予想外のつながりを発見し、イノベーションが起こる奇跡の確率は
偶然以上のものになるとは思いませんか?
思いもかけない出会いや幸運がそこに待っていると思うとワクワクしませんか?
ふと立ち寄ったブースに欲しいものがあった、
ふとした偶然から、前からコンタクトを取りたいと思っていた企業の人と
知り合いになりビジネスに繋がった…。
こうした例はCESにおいて珍しいことではありません。
偶然とはいいますが、セレンディピティにおいて重要なことは「行動量」と、
そこへ行く着くための「必然」です。
ネットワークのアンテナを強くし、さまざまな価値観に触れることが、
思いがけない良い結果や、新しいアイディアやひらめきに繋がりますが、
それは「行動」しなければ得られないものです。
ぜひCES2022で、セレンディピティを体験して下さい。

*アイキャッチ画像はセレンディピティという名前のバラです。素敵です。

アメリカでは、変異ウイルス「デルタ株」の感染者数が増加しておりますが、

2022年8月現在では、米疾病予防管理センター(CDC)が発表する
コロナウイルス安全対策に従いながら、CES2022はハイブリッドで開催される予定です。
アマゾン、やグーグル、サムスン、ソニー、パナソニック、IBM、Tモバイル、Toyotaなど、
約1000社が既に参加を表明しています。
また、Tモバイルのプレジデント兼CEOであるマイク・シーヴァ―ト氏が
基調講演のスピーカーの一人として発表されています。
シーヴァ―ト氏は、ワイヤレス業界のルールの改革に積極的に取り組んでおり、
Tモバイルの急成長に貢献しています。
今後、基調講演のスピーカーも続々発表される予定です。

楽しみですね。
講演は見逃しても、オンデマンドで観れますから、
これはハイブリッドの大きなベネフィットの一つだと思います。
8月以降、さらに新しい情報がCTAより発表されると思いますので、
その都度、アップデートしていきたいと思います。

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