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CES2022準備編 ~ホテルの予約はいつ始める?~

ー CV スタッフのコラム ー 
      By 清水保彦(CV プランニング・ディレクター)

【CES2022準備編 】
 ~ホテルの予約はいつ始める?~

CES2022準備編 「ホテルの予約はいつ始める?」

アメリカの展示会は、日本の“常識”では測れない部分があります。
とくにCESは顕著で、その最たるものがホテル代かもしれません。
値段の高くなり方が、想像を越えているのです。
今回は、そろそろ手配を考えた方いいよ、というお話。

【まずは日本での相場から】
今年10月に、CEATECH2021が幕張メッセで開催予定です。
予約サイトで、開催前日の10月18日チェックインを検索すると、
「ホテルスプリングス幕張」が
1泊9,450円税手数料込みキャンセル無料と出てきます。
もちろんメッセまでは歩いて行けますし、駅近で便利なところにあります。
メッセの隣にあるアパホテルはすでに満室。
会期近くになれば、もっと離れたホテルにしか
空きがなくなると考えられますが、
日本の場合ホテル代が急に上がることはあまり考えられません。

【ラスベガスの場合、1泊4,000円台が20,000円台に】
ラスベガスは、もともと砂漠の中に作られたカジノの町。
ホテル代は、もともと安く設定されていました。
今でも展示会のない月のホテル代は1泊4~5,000円が目安。
ホテルを安くしても、カジノで儲けるといった考え方でしょうか。
ところが「展示会」があると話は変わります。
特にCESクラスになると、便利なホテルからすぐ満室になるほど
お客さんが集まるので、部屋は完全にホテル側の売り手市場。
かなり値段を高くしても売れてしまいます。
たとえば「サーカス ・サーカス」というホテル。
普段はファミリー客も多い手頃なホテル。
展示会のない時は、1泊4,000円程度です。
ところがCES2022の会期前日1月4日チェックインでは、1泊22,082円。
(これ以外にリゾート・フィーというものが付きます)
普段の5倍です。
スタートアップを集めたユーレカパークのあるSANDS EXPOとつながっている
「ベネティアン」というホテル(部屋を出て、エレベータ降りたらもう会場)の場合、
同じ日のチェックインで調べてみると1泊125,374円。
会期にあわせて5泊すると60万円です!
下の画像は、1月4日チェックインで検索したホテルを
「安い順」に並べたもの。
検索はキャンセル無料を前提にしていますが、
安いところはたいてい会場から遠く、先払いが必要だったり、
キャンセルしても返金されなかったりするところもザラにあります。

【出展準備の前にホテル押さえ】
実はラスベガスまでの飛行機も同様の状態・・・というかこちらは席がなくなってしまう話。
CES会期直前の関空・ロサンゼルス・ラスベガスの日航便には、
すでに「あと4席」の表示が出ているものもあります。
「気が早すぎる」と感じる方もあるかと思いますが、
CESに限っては日本の常識は通用しないとあきらめてください。

「CESに出る」または「行く」と決めたら、その日がホテルと飛行機を押さえる日です。
(国際線は11ヶ月前から予約可能)

「キャンセル可能なホテル」と「変更可能な飛行機」を選んでおけば、
急に予定が変わっても対応できます。
これが遅くなると、値段も高くなる上に30時間以上かけてラスベガスに着く便しか
残ってなかったりすることになります。

ホテルと飛行機にまつわるエピソードにはキリがない
「CES」という展示会。
たとえば・・・
出展社何社かで共同してAirbnbで押さえたシェアハウスが
何十年かに一度の豪雨で水没し、
バラバラになって知り合いのホテルに転がり込んだ話。
(この時は会場も停電し、
CES is BLACK OUT!(停電)のツイートが)
ロサンゼルスからラスベガスへの国内便が取れず、バスに5時間揺られた話。
安いホテルが遠すぎて、タクシー代で結局高くついてしまった話。etc.
終わってしまえば笑い話かもしれませんが、
豪雨以外は早く予約を始めていれば避けられた話。
出展準備の前に、ホテルと航空券押さえ。
CESに行くなら、そろそろ始めても遅くないかも。

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