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Youは何しにCESへ?

 ー CVスタッフのコラムー
清水 保彦(CV プランニングディレクター)
【Youは何しにCESへ?】

CES出展の目的 ?
そんなの当たり前でしょう !
世界に“売り”に行くんですよ !

というお声がバンバン聞こえてきそうな
今回のテーマ。
それはそうなんですが、
先日あるセミナーに出させていただいた時、
ちょっと「?」と思う質問をいただいたのです。

いわく
「他のブースにどうやって
飛び込み営業したらいいですか?」と。
ま。それ他人に聞くか? な質問なんですが・・・

なので、今回は
Youは何しにCESへ?
なお話です。

たぶん営業と言うより、
ファン作り
その結果営業

気になったのは「飛び込み営業」という言葉。
相手の求めるものなんか関係なく、
とにかく数撃ちゃ当たる。
みたいなイメージを感じるのは僕だけですか?

たしかに、100軒行って1軒取れればOK
みたいな考え方もあるとは思います。
200軒回れば2軒に増えるし、
300軒回れば3軒。
1000軒なら10軒取れて、目標達成 !
てな感じ・・・。

ま。CESなら4000近い相手がそこにいて、
来場者も業界関係者とプレスだけ。
絶好の“飛び込み”機会ですよね。

でも、それだけに飛び込み営業は効率が悪い。
行けば分かりますが、1日100軒も回れない。
50軒なら・・・ギリいけるか?

てか、この「軒数」を掲げている時点で、
すでにCESには馴染まないと思うのです。

CESは、みんな自分の製品を前に出して
来場者とコミュニケーションしています。
「面白そう」「繋がれそう」と感じて
ブースのスタッフに話しかける。
お互いの製品や技術に興味が持てたら、
もちろんビジネスの話に進んで行く。

もうPRとか、営業とかじゃないですよね ?
モノを創る者同士のコミュニケーション。
その中で新しい商売が産まれるかどうかは
副次的なことになると思います。
(ただ「面白い」と思った者同士の
   コラボは産まれやすいし、
 CESで多くの新しいビジネスが生まれているのも事実)

他のブースのモノのファンになる。
自分の製品のファンになってもらう。

単なる発信行為に過ぎないPRより、
ただのビジネス目的の営業活動より、
ファン作りの方がCESらしい。
そう思うのです。

見せに行くのと
見に行くの両立

CESは、毎年1月の頭。
世界で一番早い展示会です。
さらに「発売から日が浅い」または
「近々発売される」ものが出展されます。
つまり「見たことのない」
でも「もうすぐ世界が驚く」
モノが一足早くそこにあるのです。
そしてあなたの製品や技術も、
そういう目で見られるチャンスがCESです。

4000近い出展社と、14万人近い来場者。
ま。常に“飛び込み営業”と言えるかも知れませんが、
常に“相手が先に飛び込んで来る”状況
と表現した方が正しいと思います。
数撃ちゃ当たる。
という無理やりな“飛び込み”ではなく、
数撃たされちゃうから当たっちゃう。

ちなみに写真は、会場入り口に向かう通路の混雑ぶり。
日本でよくある「累計」ではなく、
毎日14万人なCES。
そら、こうなるわな。な写真です。

さぁ。飛び込むか、飛び込まれるか。
もうそんなのどっちでも構わなくなるCESは、
来年1月7日スタート。

経験されたことのない方も、
一度飛び込みに来てください。
「DIVE IN」です。

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