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展示会リポート~Fancy Food Show 2025他

 ー 今週のリポートー
アーカス・リツコ(メルマガ編集長)
【展示会リポート】
・Fancy Food Show 2025
・World of Concrete 2025
・Las Vegas Antique Arms Show
・AVN2025

1月のラスベガスは、1月7~10日に開催されたCES2025を筆頭に興味深い展示会が目白押し。
そのうちの4つに参加してきましたのでご紹介します。

・Fancy Food Show 2025
・開催日程:2025年1月19~21日
・開催場所:ラスベガスコンベンションセンター
      (LVCC)

アメリカ最大の食のイベントの一つ。
ここから食の新たなトレンド、可能性を生み出す製品やアイディアが続々誕生することから、
バイヤー、流通業者、フードサービス業者、投資家、メディアなど、
約12,000人の参加者が世界中から集結し、
製品の商談をしたり、ネットワークを築く場として活用しています。
この展示会のハイライトは、業界の優れた業績を表彰するさまざまな授賞式で、
ここには一流のシェフ、有名人、インフルエンサーなどが招待されます。
50製品のエントリーの中から、今年の最優秀賞に選ばれ、$20,000を超える
賞金を手にしたのは、
LAに拠点を置くアジア風ピザメーカー、pi00aの冷凍味噌ナスピザ。
今年のトレンドを言われるHigh Quality, Stylish, Innovativeを
すべて網羅した製品として受賞も納得です。
Asian Inspired Foodの流行もまだまだ続きそうです。

会場は、アメリカ国内の食品会社に加え、
イタリア、フランス、トルコなどの世界各国からのパビリオンが並び、
さながらグルメ旅行をしている気分に浸れますが、
その中でも大きな展示スペースを誇り、圧倒的な存在感を示しているのが、
Jetroが主催するJapanパビリオン。
今年も日本のシーフード、和牛などの他、
調味料やお米、お茶など、9種類のカテゴリーの製品の企業、
団体が40以上出展し、大きな賑わいを見せました。


また、マルコメ、キューピー、マリンフード、
伊藤園、JFCなど米国市場で活躍する日本企業も
単独出展し、それぞれの製品をアピールしました。

次回のFancy Food Showは、
2025年6月29日~7月1日までニューヨークで、
Fancy Food Show Winiterは、会場が変わり、2026年1月にサンディエゴで開催予定です。

・World of Concrete2025
開催日:2025年1月19~21日
開催場所:LVCC

こちらはFood Showとはまったく毛色の違うガテン系大集合の建築系イベント。
出展社1,522社、参加者約58,000人の大規模展示会で、
コンクリート床の工程を担う業者、
日本でいう土間屋さんの使う
コンクリート製造材料・機器、作業用トラック、コンクリート石工、軽量気泡コンクリート、
コンクリート補修・解体、表面装飾などが勢ぞろい。

また建築技術の向上を目的とした
エデュケーション・クラスやワークショップも
数多く開催されることでも知られています。

日本から出展した大手はHONDAくらいなのが少々寂しいのですが、
マックス(株)の自律移動結束ロボットや、
DXマテリアル社のコンクリートかっぱぎマシンKapperなど、
重労働の作業を軽減するアイディア製品が大きな注目を集めていました。
もっと日本からの出展が増えてもよい業界だと思います。

・Las Vegas Antique Arms Show
開催日:2025年1月24~25日
開催場所:West Gate Resort and Casino Hotel

本ショーは、1962 年にラスベガスの銃コレクター、
ハリー マン氏がスターダストホテルで
スタートした小さな展示会でしたが、
現在は、著名なコレクター、ディーラーである
ウォレス・バインフェルド氏の管理の下、
歴史的な高級銃器手作りのナイフなどが
オークション形式で売買される
世界最大の武器や防具のコレクター イベントにまで成長しました。
日本の方にはあまりなじみのない世界かもしれませんが、
ディープなアンティークの世界に興味がある方には
ぜひ一度は参加していただきたい展示会です。

*おまけ
・AVN(Adult Entertainment Expo)
   開催日:2025年1月22~25日
   開催場所:Virgin Hotel

全米最大のアダルトエンタティメント見本市。
(Adult CESという別称もあり!)
30,000人の来場者があり、
最新ビデオ、グッズの展示、スター俳優との写真撮影などもできるため、
会場はカオス状態にごった返しておりましたが、
私は大変場違いの…というか透明人間のように扱われ、少々凹みました。
世の中は広い!というよい社会勉強となる展示会です。

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