TOPへ

お知らせ
  1. トップページ
  2. お知らせ

アメリカと日本の展示会の違いについて

ー CVスタッフによるコラムー
By 岩田美智子(CV Japan)

【アメリカと日本の展示会の違いについて】

つい先日まで日中は半袖で過ごせる陽気でしたが、
一気に秋が深まり、冬到来ですね。

秋は国内展示会も多く、
私もいくつかの国内展示会に来場者として行く機会がありました。
本コラムでは、その際に私の感じたアメリカでの展示会と
日本の展示会の違いについて記載したいと思います。

まずはアメリカではほとんどの展示会で来場者バッジが有料です。
しかも結構高い。
展示会によっては数十万円のものもあります。
特にアメリカの展示会はB to Bがメインのため
CESに限ってはIDバッジの登録が特別に煩雑な印象です。
登録完了するには顔写真の登録があります。
冷やかしでの登録お断りということかと思います。
これは余談ですが、試しにぬいぐるみの写真で登録してみたところ
登録完了までできました。
(注:会場でのバッジの受け取り時にパスポートとのお名前と顔写真照合があるので
絶対に真似しないでくださいね!)

次に感じるのは豪華さとか規模の大きさです。
CES会場の一つであるLVCCウエストホールでの展示では、
世界的に有名なブランド企業が我こそは我こそはとこぞって
巨大な展示ブースを構えており、
「わぁ〜!」と圧巻されます。
自動車メーカーのブースは、
近未来へバック・トゥ・ザ・フューチャーした気分を味わえます。
CES2023のAFEELAでは、
ナイトライダーを思い起こした年代の方も多かったのではないでしょうか。

装飾の大きな違いでいうと、
アメリカの展示ブースでは天井から看板を吊る、
通称「吊りサイン」を使用するのがメインです。
天井からの吊りサインだと遠くから観た際にも
目的のブースが見つけやすく目立ちます。
また会場全体にカーペットが引かれているのも違いの一つです。
日本の幕張メッセやパシフィコ横浜では通路は床が剥き出しのままのものが大半です。
しかし、先日ビッグサイトで開催されたジャパン・モビリティ・ショーでは
会場全体に真っ赤な絨毯が敷かれ、吊りサインもチラホラ。
私は今回初めてジャパン・モビリティ・ショーに参加したので、
前回までの東京モーターショーは存知上げないのですが、
「これ、CESみたい!ジャパン・モビリティ・ショーすごい!」
と思いました。
もはや自動車がIoTやAI技術、蓄電器となり、
自動車企業が従来の枠を超えた産業となったことが
CESのように感じた要因だと思います。
そして、モビリティ・ショーで
私が特に印象に残ったのが、Start up企業のブース。
今回新しく併設された東7番&8番ホール、
また西ホールの出口手前にStart upのコーナーがあり、
この部分もCESを強く意識しているように感じました。

日本の国内展示会は国内技術の展示がメインの印象でしたが、
今後は世界中の企業が出展するような
大きな展示会へ変わっていくのかもしれないと
密かに期待して会場を後にしました。

*ジャパン・モビリティ・ショーは2023年10月26日(木)から11月5日(日)まで
開催されました。
一般客も入れる展示会ですが、来場者数は1,112,000人を記録したそうです。


ジャパンモビリティーショーで購入したボールペン
(来年はまた名前が変更となるかも知れないので記念に)

Copyright © CREATIVE VISION. All Rights Reserved.