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CES。自分でやること。やってはいけないこと。

ー CVスタッフによるコラムー
By 清水保彦(CV プランニングディレクター )
【CES。自分でやること。やってはいけないこと。】

もうすぐ、CESの出展者ID登録とか、
ピッチステージのクリニックとか、
いろんなことが始まります。

企画の段階を過ぎ、いよいよCESへの行動期です。

タイトルの「自分でやること」が予想以上に多く、
「やってはいけないこと」が
思いもよらないところにあるのがそのCESの特徴です。
(アメリカだから。ということもありますが)

今回は、そんな「やること」と「やってはいけないこと」のお話です。

まずは自力で「登録」作業

日本の展示会は、ほとんどの場合IDの登録手順は簡単です。

“会社の誰か”が代わりにやってくれる。
という方もいらっしゃるでしょう。

登録したIDも、展示会場の入り口かブースまで行けば、
“会社の誰か”が渡してくれたりもします。
(ID無しにブースまで入れるのも問題ですが)

でも、CESをはじめとするアメリカの展示会は
かなり自分の手で入力することを求めてきます。

最初に「ここから登録してね」というメールが送られて来て、
後はすべてあなた自身の入力作業です。

1. メアドとパスワードでアカウントを作る
2. 登録したメアドに送られてくるメールに書いてあるURLを踏んで、
登録したメアドとパスワードでSIGN IN
3. 色んな「許諾」にチェックを入れつつ
4. 名前、役職、会社名、会社住所、国名、電話番号
5. プライバシーポリシー読んで、OKを出して
6. 「カメラ」にOKを出して顔写真を撮影
7. 撮った画像を自分でトリミングしてOK出して
8. 追加情報として自分の仕事についてチェックを入れて
9. オプションとか申し込むなら申し込んで
10. 入力した情報がすべて正しいことを確認して
11. 最後に「登録完了」の表示が出て終了

登録が完了すると登録内容のメールが届くので、
それをプリントアウトして、
パスポートと一緒に現地窓口に提示してIDを受け取る。

ここでも顔写真で本人を確認されるので、
誰かに代わりを頼むことはできないのです。

釘打ち、穴あけ一切NG !

次は、やってはいけないことです。
見出しに書いた「釘打ち」「穴あけ」は、
一つの例です。
「施工」に関わることは一切手出しできません。

説明パネルを掛けるためのフックを壁にねじ込むのも、
モニターを壁付けする金具を自力で壁につけるのも禁止です。

四輪の台車に重い展示物を載せて自分で運ぶことも、
コンセントを勝手に付け替えたり場所を変えたりすることも禁止です。

あ。自前のコンセントを持ち込むことも、禁止事項に入っています。

(もっともコンセントの位置を変えようとすると、
 カーペットの下の配線も関わるのでかなり大ごとになりますが・・・)

会期中は、コロコロの付いたスーツケースも持ち込めません。

会場の中で、出展者自身のできることは限られています。

梱包された出展製品の開梱。
出展製品のセッティング。
会期が終わって撤収する時の梱包。

発送等の手続は、出展者自身が
「やらないといけない」ことですが。

作るのも、運ぶのも、変えるのも。
日本の展示会ならちょっとやれば済むことでも、
すべて会場側の職人さんに
お金を払ってお願いしないといけないのです。

やることさえやれば、後はお任せでOK !

日本の展示会とは、ずいぶん勝手が違うと思います。

でも、やらないといけないことさえやってしまえば、
後は全部職人さんがやってくれるのです。
(その分、お金が高くなるのですが)

乱暴に言えば、
「会場まで行って」「施工の指示だけ出して」
「展示製品セットして」「本番やって」
「展示製品回収して」「送り返して帰る」だけ。
出展者にとっては展示会の「コア」の部分だけが存在する。

それが、CESをはじめとするアメリカの展示会。

そしてCESは、そんなアメリカの展示会の最たるもの。

5,000近くもブースがあるので、
順番に回って来る職人さんがいつ来てくれるか分からない。
なんてこともあるのですが、
そこはコントロール次第です。

煩雑なコントロール部分は弊社にお任せいただいて、
出展者の皆さまには存分に
CESの「コア」を堪能いただければと願っております。

清水は1月5日にはラスベガス現地に入ります。
現地でのご相談。
なんなりとお申しつけください。

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