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海外展示会の「ID」高いのか安いのか問題

ー CVスタッフのコラムー     
By 清水保彦(CVプランニング・ディレクター )
【海外展示会の「ID」高いのか安いのか問題】

日本の展示会だと、昔は入口で名刺を渡せば誰でも無料で入れました。

今は事前にWebで登録して受付でQRコードを見せて
首から下げるパスをもらいますが、それでも無料の展示会が多いです。

アメリカの展示会の場合、しっかり個人情報を登録するので
パスというよりIDですが、
出展者IDも来場者IDも有料が前提です。

金額も、そこそこします。
今日は、そんな展示会IDのお金のお話です。

SXSWは、9日間で14万円から

日本でも有名になってきたSXSW。
毎年3月にテキサスのオースティンで10日間近く開かれる
音楽と映画とITのお祭りです。
例年延べ40万人を越える人が世界中から集まります。

SXSW2024(9日間)の場合、
すべてのセッションと会場に入れるプラチナムバッジの値段は約14万円から。
インタラクティブに限った入場IDでも約9万円から。
「から」となっているのは、
早く買えばこの値段だけど、ギリギリになるともっと高いよ。
という値段設定だからです。

CESの場合、来場者IDの値段は最初が100ドル。
12月半ば以降は300ドルになります。
(結果的に「0円」になる方法はあるのですが)

ざっくり言えば、14万円払ってでもという人が40万人。
300ドル払ってでもという人が17万人。ということです。

展示会の価値は「期待」「人数」「効果」です

たとえば日本の展示会。
3万円払ってでも「行こう」と思われる方、
手をお挙げください!

来年のCES。
高ければ3万円の入場ID料に加えて航空運賃とホテル代もかかるけど
「行ってみよう」と思われている方、手をお挙げください!

結局、そういうことです。

「払うお金を越えるものがある」という期待と、
「期待に応えようとする出展社」の多さ。
そして「期待を越えるものに出会えた」という効果。

この3つの掛け算が、かかるお金を越えている展示会。
それが、お金を払ってでも行くべき展示会です。
あとは、それぞれが目指す価値の方向性。

街をあげてのエンターテイメントの中で未来へのヒントを感じに行くならSXSW。

来場者すべてがビジネス関係者で近い未来の商売の芽をみつけに行くならCES。

もっと自分のビジネスに限定したチャンスに出会うなら、
それぞれのビジネス領域の展示会。

高いお金を高いままに終わらせない。
かかるお金の何十倍もの成果を手に入れる。
って、結局「タダより安い」ってことになるのではないでしょうか?

あなたの求める展示会がどこにあるか?
ご相談いただければある程度はお答えできると思いますので、
ぜひお気軽にお声がけください。

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