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2回目のCES、LAイベントで感じた日本

ー CVスタッフによるコラムー
By 岩田美智子(CV Japan)

【2回目のCES、LAイベントで感じた日本】

今週末は3連休ですね!
2月は連休が多い上に、他の月よりも日数が少ないため
あっという間に月末へ突入しますね。
あっという間といえば、
昨年の3月に「CES2023」について
本メルマガでコラムを書いてから、
早いものでもう1年。
CES2024においても現地にて施工準備から引き上げまで
対応してまいりました。

昨年は見るもの全てが真新しくただただ圧倒されていただけですが、
今年は昨年よりも少しだけ客観的にCESを観察することができました。

CESの混雑具合等はすでに色々なメディアで
発表されていますが、
NHKニュースで発表された数字を聞いて
「あれ?思ったよりも少ない?」という感想を持ちました。
ベネチアンエキスポ1Fのスタートアップ企業が出展する
ユーレカパークにおいては(岩田の体感上)
毎日すごい人が押し寄せていたからです。
人数がコロナ以前より少ない理由は、
中国企業の出展が今年もなかったということで納得なのですが、
逆にコロナ前の17万人超えは
もの凄い状況だったのだろうなと想像できます。
ユーレカパークの日本企業数は韓国の10分の1程度、
それに付随して
イノベーションアワードの受賞数も
他国と比較した数字でみると少し寂しい印象でした。

日本ブランドが押され気味の流れで言うと、
以前L.A.で現地のドライバーから
「韓国のK-Popみたいな曲のジャンルって日本にもあるの?」
と聞かれ、
え!Japanなんだから、J-Popでしょ!
と思わず突っ込んでしまったのですが、
そのUberドライバーは
『J-Pop』という単語を初めて聞いたようで、
日本で人気のAdoの曲を聞かせたところ、
「すごい!かっこいい!」と気に入ってくれました。
全米でもAnimeファンの多いL.A.で
「J-Pop」は全然浸透していないというのはちょっとショックでした。

ただ、今年の1月にステージ進行の仕事で
L.A.を訪れた際に強く感じたのは、
L.A.の街中では日本車の占有率が高い!ということ。
もちろんラスベガスでもたくさん日本車は見かけますが、
テスラが結構走っているなという印象で、

テスラのUberに乗ることもありました。

しかし、今回L.A.での滞在中に乗ったUberは
全て日本車で、あるドライバーは
「俺は日本車が大好きで日本車しか購入したことがない。
トヨタ、ホンダ、スバル、日産と今までの乗った車は全て日本車なんだ」
とか、
「日本の家電ブランドはすごいよね!」
「iPhoneを買うくらいならSonyのスマホを買う」
などと、とにかく色々な場所で
日本の大手メーカーの名前をあげて称賛してくれるのです。
(え?まさかのリップサービス?)
「日本製品は使いやすくて壊れない」。
この日本神話は本当にすごいことですよね。

日本人は海外へ向けてアピールするのが苦手ですが、
製品の良さは世界に十分浸透しているので、
やはり展示会等を利用して
どんどん海外への露出を増やしていただきたいと強く感じました。

CESでは各国から押され気味の
日本に寂しさを覚えていた岩田ですが、
1月後半にあったステージの仕事では
舞台監督のアシスタントという大役(いわゆるAD)で
ステージ下でカンペをMCに見せたり、
中継ルームとステージ間を走りまわりながら、
ステージ前の観客達がアニメソングを
日本語で歌う姿に感動しました!

そしてCES2025には
もっと多くの日本企業に出展いただき、
海外へ向けて日本をアピールできる様、サポートしていこう!
と密かに誓っておりました。

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