​ ー CV Report ー
By 田中かおり（CV コーディネーター）
【IECSC Las Vegas 2023＆IBS Las Vegas 2023】

6月24日～26日の3日間に渡って、西海岸注目のビューティー業界の大型展示会、
IECSC Las Vegas 2023とIBS Las Vegas 2023が
隣接する会場で同時開催されました。
IECSCは主にスパ、化粧品、スキンケア商品、
IBSではヘアケア、ネイルの商品及びその関連機器などが展示され、
会場は多くの人で賑わいました。

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2028年までに世界のスキンケア―市場の売上は2070億ドル（日本円で約3000億円）以上に
達すると予想されており、美容業界の市場は成長し続けています。
そして、IECSCとIBSは、美容業界の最新情報が得られるEXPOとして認定されており、
業界内での注目度が高く、MUST SEEのイベントです。

この２つの展示会はB to BまたはB to Cのビジネス構築の展示会ですが、
商談などの他にも美容同業者とのネットワークパーティーの開催に加えて、教育セミナーや、
最新技術、製品、トレンドをいち早くキャッチするプログラムなどが充実しており、
両Expo合わせて100以上の教育クラスが開催されました。
IECSC注目のクラスは、収益性の高いアメリカンスパ、
皮膚の健康と美学におけるリンパの役割、ニキビ治療、
ダウンタイムのないケミカルピーリング、３D眉、スパ専用のCBDマッサージなどで、
IBSでは体験型ワークショップのコンシールドヘアエクステ、ドライヘアカットテクニック、
理髪の必須テクニック、舞台や映画、ソーシャルメディア向けメイクアップなどが開催され、
アメリカでスタイリスト歴28年のKeya Nealや、
映画、テレビ業界でも活躍するヘアー＆メーキャップアーチストの
J. Ladnerの講義も人気を博しました。

会場内の注目ブースはイギリスのDermaluxで、
同社が開発し、美容医療における最も優れた医療従事者や
製品メーカーに贈られるAesthetics Awards（2021年）を受賞した
Dermalux LEDのPhototherapy treatmentが
話題を集めました。顔や体をトリートメントして
エネルギーを再構築してくれるという夢のような製品です。
その他、オーガニックのスキンケア、ワックス、美容液などが人気でした。

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残念だったのは、2つの展示会を合わせても出展していた日本企業は3社のみだったこと。
そのうち2社はすでにアメリカに拠点がある企業でした。
日本人来場者も少し見かける程度でした。

展示会に参加する意味というのは、
新しい商品を見つけるということはもちろん醍醐味の一つではありますが、
教育プログラムや、技術や美容業界のビジネスに役立つ
カンファレンスに参加することも
大変有意義だということを今回の視察で実感しました。
日本の皆様も、視察や出展に加え、＋アルファとなる展示会のオプションに
積極的に参加され、
業界の最先端の情報を得られる場として展示会を活用していただければ嬉しく思います。

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