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大規模展示会における効果的出展方法とは?

 ー CVリポートー
By アーカス・リツコ(CV メルマガ編集長)
【大規模展示会における効果的出展方法とは?】

CES2023の会期が終了してから
あっという間に10日以上が過ぎてしまいましたが、
実はCESの会期中から早くも次回のCES2024への
場所取り合戦が始まっていることをご存知ですか?

どの展示会でも出展する場所は重要ですが、
CESのような出展者数が
3,000を超えるような大規模展示会となると、
どの場所にブースを構えるかは、
展示会出展を成功に導くための重要な要素の一つです。
いい場所はあっという間に埋まってしまいます。

出展を検討されている企業様は、
今からご準備をされても決して早すぎることはないと思います。

毎回、CESを取材して感じることは、
4日間ですべてを見ることは絶対不可能ということです。
事前調査は念入りにして、
口コミは最大限に活用するようには心がけてはいても、
限界があるというのは偽りない事実です。

私はCES最終日はいつも「予備日」としていて、
予定していたブース以外に回り切れなかった
中小のブースを丹念に見て回ることにしているですが、
そこで思わぬ出会いや、
予想もしなかった日本の企業や製品に出会うことがあります。

お話を伺ってみると、
「出展の仕方がわからず、とりあえず出してみた」
「CESがすごいと聞いていたので出展してみた」
という声を聞くのですが、
これだけ人がいるのに私たちのブースには人が来ない、
という話も聞きます。

CESはセレンディピティ
(素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。
また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを
偶然見つけること。総じて偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること)
に溢れている展示会と言われますが、

3,000社以上の会社が新しいアイディアや製品の
熾烈なプレゼン合戦を繰り広げる会場で、
セレンディピティに出会う確率を高めるためには、
「出会いが多い場所」
「偶然を引きつける力のある場所」
にいる必要があるのではないかと思います。

そのために有効なのがグループ出展です。
近年、CESで最も活気に溢れ、
投資家からの熱い視線が注がれている
Venetian Expo内のユーレカパークは
世界中のスタートアップ企業が集結する
スタートアップの聖地として
各国のカントリー・パビリオンが軒を連ねます。
CES2023においても、
韓国、フランス、スイス、イギリス、イスラエル、
オランダ、台湾、イタリアなど、
数多くの各国国旗を掲げたパビリオンがあり、
今回はユーレカパークの三分の一のスペースを使って
170社が参加したフランスの「Le French Tech」が
大きな存在感を示しました。

韓国からも350社が参加し、
そのうち100を超える製品が
イノベーションアワードを受賞したことでも
大きな注目を集めました。
CES2023全体でも韓国勢の躍進は目覚ましく、
アメリカの次に多い550社が参加しました。
今回はアメリカ、エネルギー省からも初の出展がありました。
同省のジェニファー・グランホルム長官は、
バイデン政権は2035年までに米国内電力の100%クリーン電源を達成し、
2050年までに二酸化炭素排出用を実質ゼロにするという目標を掲げており、
これを国家安全保障問題として、
より強力な国家としてのクリーンなエネルギー確保と、
エネルギー独立性の問題に対処していきたいと、
満員の聴衆の前で語り、拍手喝采を浴びました。

日本のパビリオンも
CV主催のJapan Tech Projectから9社、
ジェトロが主催するJ-Startupパビリオンから36社が参加し、

大きな成果をあげました。

グループ出展のメリットは、
コスト面での出展の障壁を下げるということだけではありません。
知名度の高くない企業でも
出展パビリオン・ブランドによるPRなどによる集客が可能ですし、
ターゲットとは思わなかった
思わぬ業種の企業との出会いから
新しいアイディアやコラボレーションが
生れることもあるなど、
新たな出会いに溢れた場であり、
展示会出展の醍醐味を存分に味わうことができる場なのです。
Japan Techのブースでは
毎回恒例の
Talk Over a Beerというミートアップイベントを
開催しておりますが、
無料のビール目当てに様々な方が立ち寄って下さり、
大いなるセレンディピティを生み出しています。
どれほどオンライン化が進んでも
人と人との思わぬ出会いというのは
実際に展示会に参加しないことには始まりません。

私は年間を通して、様々なラスベガスの展示会に足を運びますが、
そこでお会いする方々との雑談の中から、
ビジネス・マッチングやコラボレーションが
生れることがあります。
つい先日もそんなセレンディピティを体験したばかりで、
今後の展開にワクワクしています。

CVが目指していることは施工だけでなく、展示会全体のトータル・サポートです。
展示会リポート、映像制作、資料翻訳など展示会に関わることは何でも対応致します。
CESだけでなく、アメリカの展示会出展に

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