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次のCESってひょっとして・・・

ー CVスタッフのコラムー     
By 清水保彦(CV プランニング・ディレクター)
【次のCESってひょっとして・・・】

CESって何なのか?
質問されることも多いし、自分でも時々不思議になる問題です。

僕は、何を期待して毎年CESに行っているのか?
あ。 もちろん仕事です。
でも、どうも仕事だけで行っている気がしない ^^
何となくですけど、
「わくわく」を更新しに行っているのかもしれないと思うのです。

そんな僕が「あれ? 今度のCESって・・・」
と思ったことのお話です。

CESならではの“面白さ”が復活かも

最初にCESに行ったのは、
たしか2015年ではなかったかと思います。
最初の印象は、とにかく
「何じゃ? こりゃあ!」というもの。

前職で日本の展示会は大小合わせてやってましたが、
何が違うか分からないけど、これはとてつもないぞ!!
という4日間を過ごしました。

この驚きをきっかけに、
翌年に企画して
2017年にJAPAN TECHを立ち上げたわけです。
そして少しずつ活動を広げていったのですが、
20、21年は、コロナでCESリアル開催中止。
(実は21年に、東京でCESサテライト的なものを
 リアルでやらせていただきましたが)

このコロナで、何となく気持ちが削がれたことは事実。
「熱さ」とか「勢い」といった感情面が
少し下がってしまったように思います。

ま。「仕事」という視点で見れば、
だいぶ冷静に仕事できたと言えるかもしれませんが。

で。22年、CES再開。来場者4万人。
23年。本格復活。来場者11万8千人。
この流れの上にある24年。
そろそろ“面白さ”復活を期待してもバチは当たらないと思うのです。

下の写真は、22年の来場者4万人の時と
19年の17万5千人の時のほぼ同じ場所での比較写真。

この馬鹿らしいほど混みこみのCESが、
また復活するのではないかと思っているのです。
(たぶん、願いも入ってますが)

すべては状況証拠ですが

ええ。マーケット分析のように事実としての根拠はありません。
でも、状況証拠は揃って来ているのです。

状況証拠 1:安い航空券がなくなる速さ

施工とかの準備もあるので
僕たちは出展社や来場者の皆さんより
早い日程でラスベガス入りするのですが、
それでも安いチケットの無くなり方が例年より速いように感じています。

6月初旬にあったものが中旬にはなくなり、
7月に入ると少し高いチケットも「残3席」とかに。

安さが知れ渡ってしまったZIP AIRでは、
1月6日7日と14日の便が予約開始からすぐに全席売り切れ。
見事にCESの入りとハケの日付です。

みんな「行く気」満々です。

状況証拠 2:スマートホームとライフスタイル

CESはカテゴリーごとに場所が決まっていますが、
2024年用のフロアマップを見ると
スマートホームとライフスタイルのスペースが
また少し拡大しているように思えます。

どちらも
「複数のカテゴリー要素を含む」カテゴリー。
そして、「人の暮らし」
そのものを扱うカテゴリー。
もちろん、単独のカテゴリーのエリアもありつつの話です。
でも、カテゴリーミックスのエリアに出展社が増えているのです。

単独カテゴリーへの出展製品については、
ある程度予測も立てやすいかと思います。
でも、何か新しい組み合わせを期待できる複合カテゴリーが、
みんなの期待を集めている。

「増える」という量的なトレンドが、
「新発見」という質的なトレンドを示しているかもしれないのです。

そして、もともと「新発見」を期待して
メディアと投資家が集まるのがCESという展示会。
なんか、機は熟した・・・って感じ。かも。

状況証拠 3:JAPAN TECHへの出展申し込み速度

8月31日に一応出展応募の締め切りを迎えたJAPAN TECHですが、
そも募集開始からお問い合わせのスタートダッシュが
例年になくすごかったです。

もちろん、お問い合わせいただき
詳しいお話をしている中で
出展を断念される企業さまもいらっしゃいます。
しかし、今日段階で
すでに出展料までお支払いいただいている所が20社ほど。

例年だと、10月にやっと決済が降りる例も当たり前だったのですが、
今年は本当に決定が早い。
ということは、「準備」そのものを早くから始められていたということでしょう。

みんな「出る気」まんまんなのです。

機は熟し、行く気と出る気が大集合

ええ。個人的に感じている状況証拠だけなんですが、
すくなくとも2024年のCESは賑わうことだけは間違いないと思うわけです。

で。CESに行ったらまずどこに行くべきか?
初めての方が間違いやすいのが、
「まずウエストとかセントラルに行く」というパターン。

これは、はっきり間違いです。
何せCESのブース数は、3,000~4,000。
4日間の会期で回り切れるわけがないのです。

としたら、メディアがいくらでも取り上げる
メジャーどころは後回し。
まず「自分の目で新しいものを見つけに行く」
というCESらしい楽しみ方をお薦めします。

なので、まずユーレカパークに来てください。
Tech Westのヴェネティアンエキスポ1階です。
メディアも投資家もまずここからCESを始めます。

で。ユーレカに来たらJAPAN TECHにもお寄りください。
(内緒ですが、2日目の16時からビールの振舞いもあります)
(※スタッフに「メルマ見た」とお伝え下さい)

すっごい人で、入るのに時間がかかるかもしれません。
渋滞で、LVCCに行くのに1時間かかるかもしれません。
どこも並んでいて、お昼ご飯を食べ損なうかもしれません。

あ。それよりもっと前に、
ロサンゼルスの入国に時間かかって
ラスベガスへの飛行機に乗り遅れるかもしれません。
(乗り遅れそうになってセキュリティと一緒に
走った経験はあります)

てなことも、全部含んでCESです。
ぜひご一緒に楽しんでいただけることを願っております。

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