TOPへ

BLOG
  1. トップページ
  2. BLOG

DomesticだからこそInternationalになれる

ー CVスタッフによるコラムー
By 清水保彦(CV プランニングディレクター)
【DomesticだからこそInternationalになれる】

清水は、1月最初ラスベガスにいて、月末にはロサンゼルスでした。
そこで考えたのは、やはり「世界への出方」についてでした。

仕事の中で考えた世界と日本。

今回は、そんな少し大きめなお話を
清水個人の小さな話題から考えさせていただこうと思います。

ラスベガスでは、
主にDJ

実は清水、DJでもありまして・・・
CESはユーレカパークの日本パビリオンJAPAN TECHで毎年開かれる
「ビール飲み放題」の時間に音楽を担当したわけです。

Talk Over a Beerと名づけられたこの時間。
基本は、メディアのIDを提示するか、
JAPAN TECH出展社が渡すフライヤーを提示して参加するという
メディア中心のミートアップタイムです。

同様のミートアップは
他のナショナルパビリオンや出展社ブースでもあり、
そちらは当然のようにノリのいい洋楽バンバンなわけです。

でも、違うやろ。と思ったのです。
だって、JAPAN TECHは「日本を見せる」場所。
としたら、ミートアップ中の音楽も「日本を聞かせる」べきだろうと。

一方、出展者はもちろん日本の方。
ベタベタの邦楽ではノレないだろうし、
聞き慣れ過ぎている曲は食傷だろう。

外国の方にも入りやすく、日本を感じられ、
日本の人にも新鮮に楽しんでもらえる曲。
そんな曲を選びました。

基本は「日本の若いアーティスト」が
「今の日本の感覚で再構成」した
「どこかで聞いたことがある」日本の曲。

実際に音を出して、
目の前の外国の方がノッてくれて、
乾杯してくれたり拍手してくれる。
日本の方もクスっと笑ったり、
オヤ? という顔をする。
「今の新しい日本」は、理屈なしに世界に受け入れられる。
そんなことを感じたDJタイムでした。

ロサンゼルスでは舞台監督

清水の名刺をご覧になると分かりますが、
肩書は「企画演出アドバイザー」です。
舞台監督。本業です。

この仕事は、まさに「今の日本」でした。

ゲームです。カードです。アニメです。
そのゲームの大会が世界各地で行われ、
ロサンゼルスはアメリカ大会。
そのステージの進行を担当したわけです。

集まったゲーマーは、ざっと見て3,000人。
ゲームごとに試合が進み、
ファイナリスト2人がメインステージで最後の決着をつける。

アニメ主題歌などを歌われる方がゲストでしたが、
そのステージでは、お客さん側も「日本語」でサビを一緒に大合唱。

まさに「今の日本」を、海外の方が存分に楽しんでいる。
そんな時間と空間を、
進行オペブースの上から体験させていただいたのです。

結局Backgroundに根差した
本気度が世界にウケる

音楽もゲームもエンタメコンテンツではありますが、
「日本のもの」が世界でも通用するという例だと思います。

さて、これがCESとかのTech系にも通用するか?

答えはもちろん、
「もっと通用する」だと思います。
テクノロジーは、
ゲームや音楽など一部を言葉に頼っているコンテンツより、
もっとノンバーバルな存在ですから。

自分の暮らす地域の問題を解決するテクノロジーは、
きっと世界のどこかの問題も解決できる。
課題の捉え方や解決方法の組み立て方は、
きっとどこかの国の課題解決にも役に立つ。

逆に、一般的な問題解決方法なら、
世界のどこにでも転がっているとは思いませんか?
独特であるから、
世界がそのオリジナリティを認める。

日本は、日本を突き詰めることで世界をマーケットとして取り込める。
そんなことを肌で感じた
ラスベガスとロサンゼルスでした。

「ウチは国内需要だから」とかいうコメントは、
弱気さの言い訳だと思います。
世界は、出て見ないと分からない。
というか、出てみれば意外にスッキリ見えてくるものがある。

最初から大きく踏み出す必要もないのです。
とにかく半歩でも踏み出してみる。
その半歩で得られたものを、次の一歩に活かす。
海外進出って、そういうものだと思います。

その最初の半歩。
ぜひ、相談に乗らせてください。

Copyright © CREATIVE VISION. All Rights Reserved.